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なぜJISよりUSキーボードをオススメするのか、というお話



わけあってUSキーボードの記事を再び書くことにしました。
※この記事はローマ字入力に焦点を当てたものですが、後半でJIS、かな入力、親指シフトにも触れています。













USキーボードに興味を抱く人は多い



4年近く前に当ブログで『新しいMacに買い換えるユーザー要注目!!「JISキーボードよりUSキーボードをオススメする12のメリット」』という記事を書いたんですが、それのアクセス数が徐々に伸び、Google検索でもトップの方にあるせいか当ブログのベストセラー&ロングセラー記事になりました。

ここまでは喜ぶべきところなんでしょうが、当時の僕が書いた記事の内容は言葉足らずでかなり偏っており、一昨年何が引き金になったのか、Twitterで軽く炎上してしまいました(笑)
謝罪文を載せて放置していたんですが、それでも閲覧してくださる人がいるのにしょうも無い内容の記事で申し訳ないなと思い、改めて投稿したのが当記事です。

ただ、その経験を通してわかったことは「USキーボードとJISキーボードの違いに興味を抱く人は多い」ということです。

この記事では主にMacBookを対象にして、USキーボードについて深掘りしていきますが、
OSがWindowsだろうとLinuxだろうとあまり関係はないはずです。



USキーボードのシンプルで大きなメリット



USキーボードに否定的な人の意見は「Returnキーが小さい」「英数かなキーがない」「見た目がスッキリしているだけ」の3つが大半なんですが、これらはどれも表面的な部分でしかありません。

しかし、USキーボードにはJISキーボードにはないシンプル、だけど大きなメリットがあります。

それが
ホームポジションでのタイピングに優れたキー配置
であることです。

「ほーむぽじしょんってなに?」という人のために説明しておきますと、
以下の画像のように、”F”キーと”J”キーに人差し指を置いた状態での指の基本ポジションのことです。




じゃあJISキーボードはホームポジションに最適化されてないのかというと、そういうわけではないですがUSキーボードほどではないように思います。

JISキーボードの場合は「ローマ字入力」と「かな入力」の2つの入力方式を1つのキーボードに混在させた設計になっています。

イメージしやすいようiPadのソフトウェアキーボードを例えに出すなら、
以下の2つのキーボードを無理やり1つにまとめてしまったような状態がJISキーボードなんです。



そのため、JISキーボードではキー配置にムリが生じ、ホームポジションによるタイピングが多少なりとも犠牲になってしまっています。


[誤解その1]Enter/Returnキーが小さい



USとJISの比較でよく議論に上がるのが「Returnキーの大きさ」です。
確かにJISのものに比べ、USのReturnキーは半分ほどのサイズしかありませんし、それは変えようのない事実です。
しかし、多くの人はこの部分だけでUSを嫌悪してしまいがち。

この議論で決定的に抜け落ちている視点が1つあり、
なおかつUSキーボードを吟味する上で大切な視点があります。

それが
Returnキーがホームポジションからどれくらいの距離にあるのか
です。


実はJISのReturnキーはUSのものと比べ、ホームポジションから1キー分遠い位置にあるんです。

MacBook Air キーボード JIS US 配列 違い メリット デメリット


僕は小指を真横へふんだんにのばせるわけではないので、無理をせずに叩けるとしても1キー分飛ばした隣のキー(USのReturnキー左半分)までです。

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つまりこの”左半分“が凄く大事なわけですよ。
しかしJISのReturnキーにはその”左半分“がない!

些細な違いに思えるかもしれませんが、毎回のタイピングのことを考えるとこの“1キー分の距離の差”は“雲泥の差”になります。
意見によっては「日本語は変換の確定をReturnで頻繁に行うからキーが大きい方が良い」というのがありますが、頻繁に行うからこそホームポジションを崩さずにReturnできることが大事なのではないでしょうか。

他には、ダイヤログのOKボタン用途のようにタン!と遠くからキーを叩くこともあると思いますし、こういう場面ではキーの面積が大きい方が便利だと思います。
要するに、「ホームポジションのタイピング時のReturn」と「手をキーボード上に置いていない時のReturn」のどちらに重きを置くかだと僕は思っています。


【追記】
Enterキーと変換確定に関するコメントに対する返事を書いていて気が付きましたが、
JISユーザーさんはEnter/Returnキーのことを「遠くから狙いを定めてタン!と叩くキー」という前提を引きずったまま、USキーボードのことを捉えてしまっているのではないでしょうか。

JISのEnter/Returnキーは位置的に、ホームポジションを崩して押下する必要があります(手が大きい人は別として)。
つまり右手を右側へそれなりにズラす、または浮かす必要があるため、ホームポジションの安定性を失い、指が多少なりともぶれてしまうのです。
ゆえにJISユーザーさんはことさらに「Enter/Returnキーの大きさ」を強調するのではないでしょうか。

しかしUSキーボードの場合、ホームポジションを崩す必要がほとんどないため、「遠くから狙いを定める」もしくは「指がぶれる」というプロセスが無いに等しいです(少なくともタイピング中は)。

よって多くの人(本当にたくさんの人たち)が強調するほど、USにおいてはキーのサイズ、つまり「上部半分のエリア」はJISほど重要ではないわけです。
特に、変換時にEnter/Returnの押下頻度が多いなら、なおさら「小指に近い位置」のほうが快適なEnterキー体験を実現するための重要な要素になってくると思います。

JIS/US論争における最大の誤解はここにあるのではないでしょうか。
多くの人がJISの最大のメリットとして強調するEnterキーは、実は日本語変換において致命的なデメリットでもあるのです。



※ かな入力をUSキーボードで行う場合、一部文字の割り当てがホームポジションから遠くなったり、Shift併用が必要などの問題があるそうです。つまりJISならEnter/Returnキーが遠くなる代わりに、かなを打ちやすくなるということです。
やはりローマ字入力の方がUSのメリットを享受できます。こちらのコメントにて教えていただきました。



[誤解その2]左右の独立した英数かなキーがない



(※この項目のみMac対象です。Windowsの場合、USキーボードの「Alt + ~」での切替だけで言語まわりは必要十分だそうです。コメントにて教えていただきました。)

これもUSキーボードを見た時点ですぐに目に入ってくる部分です。


ここに関してUSとJISでは3つの違いがあり、まず一つ目は、

1)USでJISと同等の英数かなを使うには「あるソフト」でcommandキーに割り当てる必要がある
ことです。



“あるソフト”とはKarabiner、または⌘英かなというMac用の無料アプリのこと。

煩わしい設定項目に苛まれたくないのであれば、後者の⌘英かなを、
各種キーリマップも楽しみたいのであれば、前者のKarabinerをオススメします。

(※Karabinerについて、最新のmacOS Sierraでは一時期、設定できなくなりましたが、現行リリース版で設定項目が復活しました)


「アプリでカスタマイズせなあかんのかい!」と突っ込まれそうですが、
家電でもガラケーでもない本物のコンピュータでソフトウェアカスタマイズを否定するのはご法度ですし、
それがコンピュータのキーボードの醍醐味でもあったりします。


実はUSキーボードは、英数かなとcommandキーを兼用して使えるのでムダがなく、commandキーが中央寄りなためホームポジションを崩さずに親指で叩くことができます。

比較画像を見てみましょう。(上がUS)

MacBook Air キーボード JIS US 配列 違い メリット デメリット


ここで残り2つの違いが以下。

2)1を前提として英数かなキー視点で見た場合、USの英数かなキーの位置はJISのものより少し外寄り
3)commandキー視点で見た場合、USのcommandキーはJISのものよりも親指に近い


USのcommandキーはJISのそれよりもスペースキー寄りの位置にあるため、「英数キーとしても」「commandキーとしても」十分押しやすい合理的な配置になっているんです。

JISの英数かなキーよりは外寄りですが、親指の第一関節を曲げる程度で押せるため、個人差はあるかもしれませんが、ホームポジションを崩す心配はほとんどないでしょう。

日本人がMacのUSキーボードを使う上で最も慣れるのが必要な部分があるとしたら、ここかもしれません。

実はよくよく考えると、
「commandキーはそれ単独では使わない」し、
「英数かなキーは他のキーと同時に使わない」んですよ。
つまり、この2種類は使用スタイルが被らないのでわざわざ別々のキーとして独立させる必要はないんですね。

また、最初にソフトのインストールと有効化が必要とは言っても、OSをクリーンインストールしない限りはほとんどの場合、再び設定をいじる機会はめったにありません。
この最初のコストの低さと、commandキーの使用頻度の多さ(全く使わないという人はいないはず)を考慮すると、JISのキー配置にメリットがあるとは思えない、というのが僕の意見です。

「最初に簡単な設定を済ませればcommandキーが打ちやすい位置に寄ってくる」と解釈するとわかりやすいかもしれません。

さらに言い方を変えれば、
commandキーを犠牲にしてでも英数かなキーの押しやすさを優先する(JIS)」か、
英数かなキーが多少奥まっても、ホームポジションのまま両キーを押せるのを優先する(US)」か
だと思います。

Macの話ですが、JISのReturnキーの大きさを主張する人は、たいていcommandキーの押しづらさにはノータッチなんです。
commandキーが奥まっているかそうでないかによる使い心地の差は、かなり大きいと思います。


ホームポジションに最適なキー配置



その他のキー配置についてざっくりと見ていきましょう。
指のホームポジション、ホームポジションの中心、修飾キーの3点で色分けしてみました。

MacBook Air キーボード JIS US 配列 違い メリット デメリット


この比較でわかるのは、
USの方が修飾キーの横幅にゆとりがあり、ホームポジションに近い
USのホームポジションの中心の方が、キーボード中央に近い(JISは左寄り)
の2点です。

「キーボードに対する手の位置」という大局的視点でも、「指の位置に対する修飾キーの位置」という局所的視点でもUSキーボードはとてもバランスが取れているんです。
これが「USキーボードはなんかシックリくる」という心地よさの要因の一つだと思っています。

特にJISの右手小指から見たDelete, Return, Shiftキーは、日本列島から見たアメリカ大陸の如く、悲しいほど遠いところに位置しています。
使用頻度の多さを考えればなおさら強調しておくべき部分です。


また、「USのホームポジションの方がキーボード中央に近い」というのはディスプレイと一体化しているラップトップPCで効力を発揮するメリットです。

初めに「ホームポジションでのタイピングに優れたキー配置」と言ったのはこういう理由からで、人間工学的にどちらが優れているかは明白です。

もちろん修飾キーのレイアウトによる細かな一長一短はありますが(CapsやControlなど)、とりあえず広い視点からの比較です。


JIS規格の制定について



JIS規格が作られた頃を掘り返してJISキーボードについて考えてみます。

JISキーボード – Wikipediaのページ下部の外部リンク先のPDF「キー配列の規格制定史」にはこんなことが書かれています。

結局、ケン盤配列分科会は、ISO 2530の原案がほぼ固まるのを待って、JIS原案を完成し、これが1972年2月1日、JIS C 6233として制定された



要するに、「日本語かなキーボードをさっさと作りたかったが、国際標準規格とかけ離れたモノを作るのは将来的にヤバいので、国際標準に合わせたモノを作りましたよ」
ということです。

これはつまり、「かな入力が第一」としてあって、「ローマ字入力は二の次」という考え方が根底にあり、現在普及しているJISキーボードのローマ字入力は、国際標準のQWERTYに即したおまけみたいなものではないでしょうか。

しかも制定されたのは1972年です。72年ですよ!?

パーソナルコンピュータの普及どころかMacintosh(84年登場)すら存在しないこの時代に策定された規格。。。
このとてつもなく古い(かな入力主体の)規格が、現代日本のローマ字入力主体のスタンダードになっているのは、ある種の悲劇としか思えません。


しかも実は日本では「新JISキーボード」なる新しい規格を制定していた過去があります。
その72年に生まれた旧JISを置き換えるべく昭和末に制定された規格ですが、見事に普及に失敗し、1999年には「利用実態がない」という理由で廃止されてしまいました。

そして現在、日本のみなさまが使われているJISキーボードは
「過去に置き換えられようとして不本意に生き残った旧式の規格」、まさにそれなのです。
それが多くの人に「日本人ならこれだ」と強力に信じられているのが、国内コンピュータ業界の現状です。




デザインの働きについて



ここまでで取り上げてきた「Returnキーのサイズ」「英数かなとCommandの両立」「ホームポジション云々」はどれもデザイン的な要素ばかりなんです。
「デザイン」という言葉の意味として、一般的には「シェイプ(形)、カラーリング(色)」のことだと捉えられがちですが、それは「結果的にそうなった」だけにすぎません。

デザインの本当の意味は「モノがどう働くか(=機能)」であり、言い方を変えれば「様々な流れをどう促すか」だと言われています。

ここで言う「様々な流れ」とは、
情報・データ・指や手、目の動き・目から脳への伝達(認知)のしやすさ・目的達成までのステップなどなど、
無形・有形問わず、ヒトや製品が関わるあらゆる要素を指しています。

国内メーカーが作る家電のデザインでもそうなんですが、「機能数」に執着するがあまり「デザイン」が後回しになって、結果的に使いづらい(=機能が弱まる)という矛盾が起こってしまうことが往々にしてあります。

JISキーボードで言えば「かな入力にもQWERTY配列にも対応」という機能数を優先した結果、
「指のはたらき、ホームポジションの崩しにくさ、記号類の合理的配置、キーの印字の読みやすさ、画面と両手の中心のズレの少なさ」といったより基礎的な機能が犠牲になってしまいました。

しかしこの大切な基礎的機能を「見た目がシンプルなだけ」と一蹴し、嫌悪の対象であるシェイプ・カラーリング要素とみなしてしまうのが今のJISキーボード社会の価値観のような気がします。

要するに、スペック表に載らないのは考慮に値しないというものです(日本だけではないと思いますが)。
しかしデザインを軽視するのは、同時に機能を軽視することになってしまいます。


「スタバでMacでドヤ顔」という嘲笑もまさにシェイプ・カラーリング視点ですよね。
世界トップクラスの経済大国のわりに、日本でMacを毛嫌いする価値観が根強い要因の一つはここにあるのではないでしょうか?
Macならではの魅力的な「働き」の多くはスペック表には載っていません。
(しかしWindows10が登場してAppleが衰退し始めた今、Macをゴリ押しする気持ちはありません)

さらに、多数派であること・他人と同じであることを美徳とする村人心理が、少数派であるUSキーボードやMacへの軽蔑をより強固なものにしているようにも見えます。


“美”の働きについて



前の続きのような、コーヒーブレイク的な内容です。

前述のデザインの重要性を説明してもやはり「単なる見た目」程度にしか捉えていただけなかったりするので、もう少し掘り下げます。


“パーソナルコンピュータの父”とも言われるアラン・ケイは、
美をともなわないエンジニアリングは蟻塚を作るようなものか、それ以下にすぎない」と断言しています。

ジョブズやジョナサン・アイブも敬意を示す巨匠デザイナー、ディーター・ラムスは、
美とは本質にさりげなくそなわるもの」と言います。

さらにサグラダ・ファミリアの建築家、ガウディは、
美しい形は構造的に安定している」と言っています。


こういった偉人たちは”美”の働きや重要性を認識していて、そこには言語化しづらいだけで、確かな合理性があるのでしょう。
つまり”美”というのは、前述した「様々な流れ」がみごとに調和した状態であり、自分たち人間はそれを「美しい」という感情として、本能的に知覚できるんだと思います。
しかしコンピュータなどの技術的な世界では、その高度な合理性は軽視されがちだと感じます。

そしてそれは、このJIS/USキーボードでも同様だと思っていて、USの秩序あるシンプルさは、見た目以上の合理性と、アルファベット入力においてJISよりも本質に近いことを暗示しているのではないでしょうか?(Qwerty配列それ自体は絶賛していません)

当記事で説明しているUSのメリットのすべては、その「秩序あるシンプルさがもたらす合理性」を細々と説明しているにすぎません。


逆にJISの混雑さは、それだけ非合理性が表面化しているということです。
実際、ローマ字入力なら日本人ユーザーでさえも多くのメリットを享受できる事実が、一つの証拠だと思います。

言い換えれば、(機械式タイプライター時代からのユーザーさんのコメントでも指摘されているように)JISキーボードはローマ字入力においては余計なことをしすぎている節があるわけです。

また、当記事では内容が長くなりすぎるのを防ぐためにあえて省略したのですが、
こちらのコメントで丁寧なご説明があるように、
USキーボードは記号類の配置も対称的であり、直感的なので脳と指に優しくなっています。
これもUSの見逃せない重要なメリットです。



もちろんUSキーボードが完ぺきだとは思っていませんし、万人に適しているとも思いませんが、ローマ字入力の普及度を考えれば、もっと重要視されるべき選択肢なのは間違いありません。


結局JISキーボードは誰に向いているのか



JISキーボードのことをボロクソに言っているようですが、あくまでローマ字入力・ホームポジション重視という前提においての話です。

僕が考えるJISキーボードに向いている人は以下の5パターンです。

かな入力・親指シフトがメインの人
将来かな入力or親指シフトを習得するつもりの人
職場のキーボードがJISで、変更ができない人
PCのことは全部店員・友人に任せる!という人
ホームポジションのことは全く気にしないという人

「職場のキーボード〜」とありますが、
JISとUSを交互に使いわけるのはストレスフルなので、どちらかに統一した方が無難だと経験から強く感じます。


ちなみにAppleは親指シフト規格(NICOLA)の参加企業でして、そのためMacのJISキーボードはホームポジションでの親指の位置に「英数キー」「かなキー」が設置され、ソフト(サードパーティ)によるカスタマイズで親指シフト入力ができるように考慮されているのです。(参考ページ
さすが「使い心地」を大切にする文化を持つだけあります。

また、アルファベットより平仮名の方が「総数」が多いように、JISキーボードの方が総キー数が多いので、ATOK+親指シフトでバリバリ打ち込むような日本語ヘビーユーザーは、JISキーボードの方がメリットがあるでしょうね。

あとは言語設定のことがあるので(しなくても使えますが)、一人じゃ何も設定できない!という人もJISにしておいた方が無難かもしれません。

マニアックな例を除き、上の5つに当てはまらないのであれば、僕はJISキーボードを使うメリットはほとんどないと思いますし、そういう人にはUSキーボードを全力でオススメいたします。


しかし、ここまで説明したとしても、
「自分はJISに慣れているからJISでいい」という声が上がったりします。

釘を刺すようですが、ここで注意したいのが
「自分個人が使い慣れているかどうか」

「キーボードが本質的に使いやすいかどうか」
は全くの別物
だということです。

USへの移行を強いるつもりはありませんが、この違いを混同すると本当に自分にあったキーボードを選ぶのは難しくなるのではないでしょうか。

ここを乗り越えれば、Windowsユーザーにとって問題になってくるのが、使いたいメーカーがUSキーボードに対応しているかどうか、予算内におさまるかどうかかもしれません。



そもそもローマ字入力がいいの?



そもそも論なのですが、コンピュータで日本語を入力するのにローマ字が最適なの?という疑問があります。
Wikipedia:かな入力のページ下にかな入力とローマ字についての指摘が書かれています。

・かな入力ではほとんどの場合1打鍵に対して1文字入力される。総じて打鍵数が少ないため、打鍵の早さが同じならばより早く(ローマ字と同打鍵数の文字列や打鍵数が増える文字列もあるので単純に2倍、概ね1.5倍ほど)入力でき、手指の疲労も少ない。



こちらは「天声人語4日分:3735文字」の打鍵数の比較です。(Wikipedia:親指シフト



親指シフトの効率性は素晴らしいですね。

確かに日本語入力だけを考えれば、1打鍵:1かなの「かな入力」や「親指シフト」の方が効率的でしょうし、親指シフトの評判もいいです。
ただ、今の時代はパソコンだけでなく、スマホやタブレットのスクリーンキーボードも考慮に入れていかないといけないので、そう簡単にはいかないのではないのでしょうか。

なぜかというと、環境的な不便さがあるためです。

例えば、
●親指シフトも効率的とは言え標準規格ではないので、どの環境でも使える保証がない
●そのため親指シフトユーザーは結局ローマ字入力との2刀流になりやすい
●iPadの日本語かなキーボードは五十音順で、JIS規格の配列ではない
●iOSは外部キーボードのJIS配列に対応していない(設定でかな入力は可能)

などなど、使用するOS・デバイスが異なれば、入力方式を統一することは困難になります。

また、この記事を書いて様々な情報を仕入れた限り、最も合理的で、始めに思案すべき判断基準だろうと行き着いたのが、

親指シフト・かな入力優先 = JIS
ローマ字入力優先 = US


です。
どちらもホームポジションを考慮に入れています。

日本語で「指が喋るような」タイピングを大切にするのであれば、前者ですし、
ローマ字入力を快適にしたいのなら、USが最適です。
ローマ字入力というのは、ある意味アルファベット入力であり、アルファベット入力に特化しているのはUSだからです。

(ちなみに日本人としては、不合理なJIS規格よりも親指シフトを尊重したほうがいいのでは?と最近とくに感じます。)

こういった総合的なメリット・デメリットを考慮した上で、あとは各々の好みで微調整していけば、最適なキーボード環境を整えやすくなるでしょう。
当記事がその参考になれば幸いです。

ではでは。




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なぜJISよりUSキーボードをオススメするのか、というお話」への56件のフィードバック

  1. 過去にUS配列のMacBookAirでKarabinerを使ってCommand単打で英数かな切替を使っていましたが、
    高速に日本語と英語を切り替えてキー入力すると、入力タイミングがかぶってしまうことがあり、
    英語に切り替えてwを入力しようとするとウィンドウが閉じてしまうなどの問題が発生することがありました。
    意図しない状況でCommandキーが有効になってしまうのは危険だなと思い、それからはJIS配列のMacBook(Pro)を使うようにしています。
    とはいっても、英数キーをdelete、かなキー2連打で英語に切り替わる、右commandキー2連打で日本語ローマ字入力に切り替わるなどというカスタマイズをしてDvorak配列で使っているため、素のJIS配列を使っているわけではありませんが。
    ローマ字入力を本当に最適化したいのならDvorakJPとかの方がいいですし(ホームポジションから指を大きく移動しないで非常に多くの単語が入力でき、一度慣れるとQWERTYはこんなに非効率だったのかと驚きます)、日本語英語切替も入力が高速化していくと最終的にはそれ用のキーが別に必要になってくるかと思いますし、deleteのような頻繁に押すキーはもっと打ちやすい位置に移動させたほうがいいんじゃないかと思っています。

    もちろん、何も考えずにJISに慣れてるからJISをそのまま使えばいいじゃん、という考えに対しての問題提起であるということは理解しますが、カスタマイズや他の配列を使うことによって得られるメリット、そしてその場合は人によってはキー数が多いJISのほうがカスタマイズ性が高くて良いメリットを考えると、
    US配列の持っているメリットが果たして効率や打ちやすさについてのベストアンサーになっているかというのはやや疑問があります。

    Karabiner-Elementsでのカスタマイズをありとするなら、それこそ、「自分個人が慣れているかどうか」「キーボードが本質的に使いやすいかどうか」は全くの別物だと主張されているわけですから、慣れたUS配列にとらわれず、使いやすさを追求して頻度に合わせてキー再配置のカスタマイズを沢山行い、本質的な使いやすさを追求する方向に向かわないのはなぜでしょうか?

    1. 当記事の公開から2年半経ち、ようやくDvorak日本語ユーザー様がお見えになりました。
      貴重なご意見ありがとうございます。
      (超長文の返事です)


      『英語に切り替えてwを入力しようとするとウィンドウが閉じてしまうなどの問題が発生』
      -> これは僕も稀に起きるんですが、言語切替からのw入力が原因とまでは特定していませんでした。
      プログラミング中にエディタが閉じると「何事か!」一瞬混乱します。


      つまりDvorak on JIS Userさんは、Qwerty印字のJISキーボードで、ソフトウェア的にDvorakを設定しているということでしょうか?

      『ホームポジションから指を大きく移動しないで非常に多くの単語が入力でき、一度慣れるとQWERTYはこんなに非効率だったのかと驚きます』という一言が個人的に一番響いたところで、
      ローマ字入力だけでなくプログラミングユーザーとしてもこれは興味深いお言葉でした。


      『日本語英語切替も入力が高速化していくと最終的にはそれ用のキーが別に必要になってくるかと思います』
      -> これは先ほどの「ウィンドウが閉じてしまうなどの問題が発生」といったことに対しての必要性、という解釈でよろしいでしょうか。


      さて、コメントの後半にあります疑問についての回答です。
      当記事はそれなりに確固とした意図・線引き・対象ユーザーを抱いて書いているつもりですので、
      それをご説明します。


      キーボードという特性上、コメントなどでの反応はどうしてもこだわりの強い方々ばかりが集まってしまうんですが、
      僕が当記事の主張を一番伝えたい相手は「キーボードに対するこだわりの強い人たち」ではなく、
      「なんの疑いもなくローマ字入力をし、なんとなくJISキーボードを使い続けている人たち」であり、
      その人たちに一歩進んだ視点・気づきを提供したいだけです。

      Dvorak on JIS Userさんにも『何も考えずにJISに慣れてるからJISをそのまま使えばいいじゃん、という考えに対しての問題提起であるということは理解』していただけているように、
      当記事の主旨はまさにそこです。


      では、
      『カスタマイズや他の配列を使うことによって得られるメリット、そしてその場合は人によってはキー数が多いJISのほうがカスタマイズ性が高くて良いメリットを考えると、
      US配列の持っているメリットが果たして効率や打ちやすさについてのベストアンサーになっているかというのはやや疑問』、
      『慣れたUS配列にとらわれず、使いやすさを追求して頻度に合わせてキー再配置のカスタマイズを沢山行い、本質的な使いやすさを追求する方向に向かわないのはなぜでしょうか?』
      といった部分とは、どう折り合いをつければいいのでしょうか?


      これについては2つの視点に分解してご説明します。

      まず一つ目の視点として、「個人的なこだわりの追求」と「不特定多数が恩恵を受ける内容」を分離して論じるように心がけていることです。

      コメントにあります『人によってはキー数が多いJISのほうが〜』や『キー再配置のカスタマイズを沢山行い』といった視点は
      前者の「個人的なこだわりの追求」に当てはまるのではないでしょうか。
      しかし前者を記事上で強調・アピールしたところで、もともとこだわりの強い人たちしか興味を示さず、
      不特定多数が恩恵を受けるような内容にはならないと思いますし、
      当記事のアクセス数も今のように増えてはいないと思います。


      例えば『Karabiner-Elementsでのカスタマイズをありとするなら』とありますが、
      記事を書いた当時は”Karabiner-Elements”ではなく”Karabiner”で、
      commandキーの英数かな割り当て設定はもう少しシンプルでした(ログイン時起動、英数かなの2つにチェックするだけ)。

      しかしSierra以降サポートの”Karabiner-Elements”では複雑になり、設定箇所は先頭のタブから外れ、ルールをオンラインでダウンロードするようになってしまいました。

      ただでさえキーリマップソフトなんか一般の人には敬遠されるのに、
      このハードルの高さは当記事の主旨に合いません。
      加えて、シンプルな”⌘英かな”アプリは当時存在しなかったか、少なくとも僕は知っておらず、
      このような時系列的な事情もあります。

      また『カスタマイズをありとするなら』とおっしゃいますが、Elementsではないバージョンの頃は、
      「ログイン時起動、英数かなの2つにチェックするだけ」を強調しており、
      できる限り複雑なカスタマイズの間口を広げないように心がけていたつもりです。

      そのような経緯もあって現在は『煩わしい設定項目に苛まれたくないのであれば、後者の⌘英かなを』と
      付け加えているのです。
      ですので、確かにソフトウェアカスタマイズを話に出してはいますが、
      踏み込んだカスタマイズを押しつけたくはない、というのが当記事の姿勢です。


      また、『deleteのような頻繁に押すキーはもっと打ちやすい位置に移動させたほうがいい』というお考えには賛成で、
      (要点は異なりますが)僕もBackward DeleteキーしかないMacBookで汎用性を高めるためにForward Deleteを、右Optionキーに割り当てています(これはトラックパッドの上に行きがちな右手で押しやすいことも考慮)。

      この領域になってくると「deleteやreturnがそこである必要はあるのか」といった抜本的な話になってしまう上に、
      もはや完全に個人のスタイルや価値観に依存するもので、
      不特定多数向けに書いた記事上で、いちいち紹介するようなことではありませんよね。



      そして独断と偏見で極端に単純化すれば、多くの日本人にとってキーボードの選択肢は、

      JIS(ローマ字)
       -> US(ローマ字)、かな入力
        -> 親指シフト、Dvorak、キーリマップ etc


      のような順で心理的・技術的・環境的ハードルが高くなっていくと思われます。

      US・かな入力は環境的なハードルは低めですが、心理的には高めです。


      当記事でやろうとしていることは、
      一つ目の「JIS(ローマ字)」から二つ目の「US(ローマ字)」へ、
      キーボードに対する捉え方・視野を一歩広げてあげ、なおかつ誤解をできる限り解いて、心理的なハードルを下げることです。

      US/Qwertyは、大前提として環境的なハードルの低さと心理的・スキル的ハードルの低さ(ローマ字入力のまま、Qwertyのまま)があるために、
      「自分個人が慣れているかどうか」「キーボードが本質的に使いやすいかどうか」は全くの別物を単純に主張できるわけです。
      別の言い方をすれば、JIS->USへ移行するときの享受できるメリットは即効性があるということです。

      しかしDvorakや親指シフトは入力方式がまったく異なり、環境的・心理的・スキル的なハードルが一気に高くなるので、事情が大きく変わってくるわけです。


      三つ目の親指シフトやDvorak、はたまたキーリマップを使い倒すようなヘビーユーザーさんにとって当記事の主張は窮屈に感じられるかもしれませんが、
      当記事は彼らのスタイルにとやかく言うつもりはなく、
      「どうぞご自由に楽しんでください」という姿勢でいるつもりです。

      これが当記事の暗黙的な「線引き」です。

      ですので
      『人によってはキー数が多いJISのほうがカスタマイズ性が高くて良いメリット』に当てはまるユーザーさんは、当記事には関係ありません。


      以上が1つ目の視点の「個人的なこだわりの追求」と「不特定多数が恩恵を受ける内容」の分離の話です。


      JISよりは心理的・環境的ハードルは若干高いが、親指シフト・Dvorakほどではなく、
      親指シフト・Dvorakほどの効率性ではないが、多数派のQwertyローマ字ユーザーには確かに効率的で取っ付きやすく、
      キーリマップに一歩踏み込んではいるが、マニアックさは抑え、
      それでいて世界でもっとも一般的な安定のキーレイアウト。


      当記事はかなり絶妙でオールラウンドな部分を一突きしているのではないでしょうか。



      続いて筆者の「個人的なこだわりの追求」についてです。

      『慣れたUS配列にとらわれず、使いやすさを追求して頻度に合わせてキー再配置のカスタマイズを沢山行い、本質的な使いやすさを追求する方向に向かわないのはなぜでしょうか?』


      -> これに対して僕は「”点”的な使い心地ではなく”面”的な使い心地を優先している」とお答えします。


      自分のデスクトップPCで親指シフト環境を整えるとか、Dvorak on JIS Userさん独自の環境は、僕の視点からすれば「点の追求」に当たります。

      では「面的な使い心地」とは何でしょうか?

      ラップトップ、タブレット、それぞれのOS、内蔵キーボード、外付けキーボード、購入時の選択のしやすさ、標準規格かどうか、打ち心地、ソフトウェアカスタマイズ、アプリ環境、英語入力・日本語入力、言語切替、記号類や操作キーの配置、ホームポジション云々などなど、
      テキスト入力にとどまらない広範な要素をすべて加味した上で、
      全体がもっともバランス良くなるように、環境的な心地良さを調節することを指しています。


      自分の場合、コンピューティングに対して「点」よりも「面」を優先しているわけです。
      デスクトップPCだけよりも内蔵キーボードであるラップトップのほうが「点の追求」はしづらくなり、
      さらにタブレットのような別のモバイル環境も入ってくると、足並みをそろえた「点の追求」はさらに困難になります。


      用途の関係上、自分のタイピング機器はMacBookとiPad+外付けキーボードの二刀流なので、
      いくら効率的とは言え、親指シフトやDvorakを(環境的に)むやみに追求できるわけではありません。

      Dvorakは(個人的な慣れはさておき)ソフトウェア的には様々なOSでサポートされていますが、
      ハードのレイアウトとなると、途端にハードルが高くなります。
      iPadのSmart KeyboardにDvorakはないようですし、購入済みMacBookのDvorak化も簡単ではないです。
      Qwertyの印字でDvorak配列は落ち着きますか?


      MacBookでキーリマップを追求しすぎるとiPadでのタイピングが相対的に悪化するので、
      Karabinerのカスタマイズも、以前よりかなり控えめにしているほどです。
      USとJISを交互に使い分けるとストレスを感じるのと同じです。



      しかし、独自のスペースキーコマンドを実装したテキストエディタを開発するほどですから、
      僕はキーボードに対してはかなりマニアックな人間だと思います。


      『本質的な使いやすさを追求する方向に向かわないのはなぜでしょうか?』とのことですが、
      自分にとって点的にも面的にも「本質的な使いやすさを追求」できるほど、現代のキーボードが発展していない、というのが正直な心境です。


      キーボードは潜在的にはどこまでも個人のこだわりを追求できる世界だと思いますが、
      印字された物理キーが並んだ形態となっている時点で「本質的な使いやすさを追求」するのは不可能だと思っています。
      ハードは物質的な特性上、柔軟性に欠け制約が多く、「各言語」や「10本指のタイピング」といった非常に複雑で繊細な要素とは折り合いが悪いです。

      かといってタッチスクリーンやYoga Bookのような、平らなキーボードでもダメですし、
      Karanbinerの設定でさえも僕の要求を完全に満たしてくれるわけではありません。


      物理キーの打ち心地にソフトウェアキーボードの柔軟性・可変性が合体し、なおかつモバイル性や環境的な柔軟性・選択性も持つようなキーボードが登場するまで、
      市場に出回っているキーボードに対して「本質的な使いやすさを追求」できるとはまったく期待していませんし、諦めています。
      (だからこそ自分でソフトウェアを作っています)


      現在のMacBookとiPad+SmartKeyboardの環境では、キーボードに対しては妥協しまくっていますし、
      WindowsやLinuxなども大差ありません。
      iOSのテキスト入力システムなんて、本当に悲惨ですよ。

      ですので僕はUSキーボードを崇拝しているわけではありませんし、
      自分のUS/Qwertyキーボードの選択は、多くの妥協を含んだ上での現時点での最適解のつもりです。


      自分のこだわりが強すぎるために、かえって諦めているという感じですね。
      しかしDvorakそれ自体に否定的ではなく、ゆくゆくは挑戦してみたいと思います。

  2. US配列、JIS配列論争は、個人的には”絶対US配列”に部があると感じています。

    JIS推進論の根拠の最たるものは「Enterキーの大きさ」で、日本語入力では英語入力と違いEnterキーを頻繁に使用する必要があり、Enterキーが小さいUS配列はその要件を満たさないダメキーボードだと説明されます。
    私もUS配列キーボードに変更した時に一番困ったのはEnterキーの扱いでした。そのためEnterキーのタイプミスを減らすためにブラインドタッチ用にEnterキーに凹凸をDIYしたりもしました。

    しかししかし、ここには大きな間違いがありました。Enterキーを頻繁に押す入力方法はそもそも間違っている模様です。日本語入力を最初に教わる際、
    「キータイプで入力をして > 変換のためにスペースキーを押して >Enterキーで確定する」
    と習いました。そしてその入力方法を基本にしています。が、このような入力方法が誤りで、この誤った入力方法を繰り返しているために必要以上にEnterキーを使用することになっていると思われます。
    「キータイプで入力をして > 変換のためにスペースキーを押す >次の入力を始める」
    このように入力することでEnterキーを押すことなく連続的に英語入力のようにドンドン入力していくことができます。また
    「句読点や文節まで入力する > 変換のためにスペースキーを押す > 次の入力を始める」
    とすればもっと連続的にEnterキーを押すことなく入力をしていけます。
    また変換をするときには「の」「は」「を」「、」「。」などの入力後に変換することでEnterキーを押す回数は大きく減少します。

    Enterキーを頻繁に押す必要があると思っている人は、そもそも入力方法に間違いがあるため不要にEnterキーを押しているせいで問題が発生しているのだと思います。

    1. 当記事にも今までのコメントにもない視点、ありがとうございます。
      僕はGoogle日本語入力を使っていますが、句読点で自動的に変換をさせる設定も変換ソフトにあったりしますね。
      『句読点や文節まで入力する』とおっしゃるように、変換精度が低いとされるiOSやMacのことえりも、単語ごとではなく文節ごとに変換するようにすると変換精度が高まる(という使い方をするように設計されている?)ものもあります。


      それを踏まえた上で僕が感じていることを2点お話します。

      一つ目は心理的な作用です。
      ひらがなを変換するときは普通、変換時(確定前)に文字列に下線_、またはハイライトがつきます。
      この下線・ハイライトの状態がユーザーに「フワフワした不安定な状態」という印象を与えてしまっているのではないでしょうか。
      そのためユーザーはさっさとEnterキーを押して、そのフワフワした状態をビシっと確定してやりたい心理が働きやすいのではないかと感じます。

      実際、iPadで変換精度を高めるために分節まで一気に書き込み、いざ変換しようとしたときに誤ってReturnキーを押してしまい、その長文がすべてひらがなのまま確定されてしまった経験が何度もあります。
      iPadのようなタッチ操作は特にそうなんですが、文字列に下線がついた「未確定」の状態は、なんか落ち着かないのです。

      また、その下線・ハイライトがついている未確定のときは、次の入力を始められないと無意識に認識してしまっている人も多いのではないでしょうか。
      実際以前の僕がそうで、今でも次の入力を始める前についつい反射的に確定をしてしまいます。

      しかし日本語変換を毎日のように行う以上、このあたりはじっくり追求してコツをつかむ価値はありそうですね。


      二つ目は、本記事でも強調したキーの位置です。
      コメントにおける
      『私もUS配列キーボードに変更した時に一番困ったのはEnterキーの扱いでした。そのためEnterキーのタイプミスを減らすためにブラインドタッチ用にEnterキーに凹凸をDIYしたりもしました。』の部分への返事です。


      最近iPad10.5インチ版Smart Keyboardで、久々にJISを触りました。
      10インチ程度のサイズ感なら、JISの右端のキーの遠さはそこまで気にならないだろうと思っていましたが、実際に触ってみるとやはり遠いです(特にデリートキーとリターンキー)。

      ホームポジション重視かつUSにすっかり慣れた僕としては、
      JISのEnterキーの「上部半分のエリア」が多くの人(本当にたくさんの人たち)が強調するような重要性を持っているとは、どうしても思えないのです。

      日本語変換であれ改行であれ、本当に楽で快適なEnterキー体験は、
      「上部にも出っ張っている」よりも「手をずらすことなく小指が届くこと」のほうが、
      はるかに重要な要素だとしか思えないんです。


      コメントで指摘されている「Enterキーを押す頻度」が多いのであれば、
      なおさら「手をずらすことなく小指が届くこと」が重要になってくるはずです。

      ここまで書いて思いましたが、JISユーザーはEnterキーのことを
      「遠くから狙いを定めてタン!と叩くキー」だという前提を引きずったまま
      USのことを捉えてしまっているのではないでしょうか?

      USのEnterキーはその「遠くから狙いを定める」プロセスがありません。
      ゆえに「上部半分のエリア」はそこまで重要ではないのです。

      JIS/US論争には、ここに一番大きな誤解が生じているような気がします。


      ダイアログウインドウによくある「OKボタン・完了ボタン」をEnterキーで一発処理したい場合は、USであっても「遠くから狙いを定める」必要が多少ありますが、
      タイピング時の快適さを考えれば微々たるデメリットです。

      さらにぶっ飛んだことを言えば、
      そのボタン処理として最適なのは、Controlキー(USならCapsロック)の位置をEnterキーにしてしまうことです。

      なぜなら右手(利き手)はマウスやトラックパッドでよくキーボードから離れてしまいますが、
      左手は基本的にキーボードの上に居続けるので、
      Controlキー(Capsロックキー)がEnterキーだったら「OK・完了ボタン」を左小指ですばやく処理できちゃいます。
      (これは別にオススメ設定のつもりで言っているわけではありませんが、僕は一時期かなりハマりました。)


      USでもデリートキー押下(Winならバックスペース)はさすがにホームポジションを崩す必要がありますが、
      USのそれはJISのものより横幅が大きいので、この点は完全にUSのほうが合理的です。

      キーボードは難しいですね。

  3. このページを拝見しましたが、殆どが日本語のこれだけの文章量を
    タイプするんだったらUSキーボードじゃなく親指シフトキーボードが
    良いと思いますですよ。

    1. 僕もそう思います。
      ローマ字入力の「1ひらがな平均2打鍵」はめんどくさいですね。

      ただ僕が長文を打つ機器はもっぱらiPad+一体型外付けキーボードなんです。部屋でも外でも軽いしコンパクトで取り回しの良さが抜群だからです。

      Windows10タブレットも後々追求していくつもりでいますが、
      10inchタブレット+OS+一体型キーボード+日本語タイピング+英字タイピング、の自分の要求を満たす完璧な組み合わせは残念ながら、地球上に存在しません。

      ええ、もはや自分で作るしかないと感じます。

  4. キーボードに対する知識のあまりの無さにびっくりします。
    とりあえず、
    ・物理的な位置と配列の問題とを分離すること
    ・Dvorak、M式など、英語・日本語の各種キー配列が存在することを知ること
    から勉強を初めてください。

    1. 当記事で述べていることは「多くの人が見落としがちなのに大きな意味のある知識」だと思いますが、
      おっしゃられている『物理的な位置と配列の問題とを分離すること』と、ピンポイントな指摘をできる人もなかなかいるものではないとも思います。

      さて、その「物理的な位置と配列の問題」をどのような意味でおっしゃっているのかはわかりませんが、他のUSキーボードユーザーさんのコメントでもご指摘があるように、USは記号の配列もかなり合理的です(そこまで話を広げると記事がさらに長文になってしまうので省略したのです)。
      もしコメントされた方の着眼点とズレているのであれば、ご自身で具体的な記事を書いてリンクをここに貼ってください。


      続いて2点目ですが、確かにM式のことは知っておらず、これは良い情報をいただけました。ありがとうございます。
      M式は今後知識を深めていきたいと思います。

      ただ、記事内容の対象が英語圏ユーザーなら「Qwerty VS Dvorak」の比較を書くでしょうが、日本人にはその前に「日本語+英語」というステップがあり、ここがすでに大きな障壁となっています。
      要するに、当記事のフォーカスは「日本語+英語」のステップであり、Dvorakを引き出すメリットはほぼ皆無です。

      また当記事の最大の意義は
      「ライトユーザー・ヘビーユーザー問わずできるだけ多くの日本人に意味があり、すぐに活用できる知識・知恵の提供をすること」
      です。
      マニアックな知識の網羅・押し付けではありません。

      つまり、日本語入力・英語入力に関係なく、広く普及している標準規格を論点にすればいいわけで、それがQwerty、USキーボード、JISキーボードなんです(加えて日本語入力では知名度のある、かな入力と親指シフト入力)。

      さらに言えば、僕が記事を書くにあたって主軸に置いているのはあくまで「人間(ユーザー)」であって「機械(キーボードそのもの)」ではありません。

      ですので、「知識自慢大会」を開催されても困るわけです。

      内容を捉える視点のあまりのズレにびっくりします!

    2. まぁ,売り言葉に買い言葉は,しばしば議論が脱線する原因となるので,自制して頂いた方が何かと良いかと思います.(^^;
      # Fumiさんの方を支持しますけども.

      Coard for iPadは,外部キーボードに対応した数少ないカスタムキーボードということで以前から注目していましたが,小生親指シフターなもので,残念ながら購入までには至っていません.すみません.or2
      今のAppleのレギュレーションで,親指シフト対応は可能なんでしょうか? その辺良く分からないんですよね…

    3. -> けやまたかし様

      白黒の文字ではなかなか伝わりづらいのですが、気持ち的には、半分は当記事と自分の主旨を伝えるため(と攻撃的な方の視点補正)、もう半分は「言葉遊び」のつもりです。

      僕としては実は楽しんでいる部分があり、コメントをいただいたお礼としてお相手の攻撃的エネルギーを「言葉遊び」に変換してお返ししている次第です(ですので無視する気持ちも押しつぶす気持ちもなく、尊重できる部分は拾っていく姿勢でいます)。

      また、もし「誰が見てもまったく争っているように見えない返事」となると、たぶん相手の主張をすべて肯定するか、ズレている部分だけノータッチするかになると思います。
      しかし、こちらもそれなりの論理性を持って情報発信しているので、本記事から「誤解」を強調して持ち帰ってほしくないという気持ちがあります。

      よって、こちらの主旨提供とお相手の視点補正を選択し、当人が生み出した負のエネルギーとともにお渡しします。


      さて、Coardへのご意見ありがとうございます!
      『すみません』なんてとんでもなく、そのようなご意見が開発者をワクワクさせるんですよ。(ブログ関連よりもアプリへの意見のほうが嬉しいです)

      実はCoardの今後の開発展望には親指シフトのサポートを組み込んでいるんですが、なにせ現段階でごく基本的な機能すら実装できていないんです(キーコマンドのUS以外のレイアウト対応、iCloud保存、タッチによる下書き切替、分割ビュー対応、縦向き表示etc)。

      さらに方向性としては、日本人だけでなく海外ユーザーにも恩恵のあるアップデート(これまた膨大な量)からまず取りかかっていきたいと思っていますので、
      親指シフトとなるとたぶん2年以内では実現できません。
      (しかも個人的な諸事情により開発がここ何ヶ月もストップ中)

      僕自身、Coardの機能があまりに未熟すぎて日々もどかしく感じています(それでも外付けUSキーボードでの使い心地はおそらくアプリ界トップクラス)。
      ユーザーさんがCoardを価格以上の価値があると感じるようになるのも、しばらく先の話かもしれません。


      さてiOSは、まずシステム標準の親指シフト設定は存在しませんよね。
      また、アプリ内で技術的に外付けキーボードと親指シフトを紐付けることが可能かどうかも不明です
      (特にJISのスペースキー左右にある「英数かなキー」をアプリが識別できるかどうかで親指シフト対応の可否が決まってくるはずです)。
      ただし、Bluetooth親指シフトキーボード(というものが存在すれば)にiOSはどう反応するのかは僕には分かりません。


      テキストエディタとして、外付けキーボードの対応度の高さはおそらくCoardがもっとも先駆的だと思われますが、何にしてもiOS+外付け+親指シフトの環境実現は、あまり期待しない方がいいかもしれません。
      世界的に見ても、外付け対応に本気で取り組むiPadエディタさえほとんどないのに、日本人向けとなれば、なお絶望的です。

      もしiPad+外付け+ATOK+親指シフトが実現したら、日本人はどれほど強靭になるか分かりませんね。
      (ちなみにこの文章もCoardエディタで打っています)

    4. > 実はCoardの今後の開発展望には親指シフトのサポー
      > トを組み込んでいるんですが、なにせ現段階でごく基
      > 本的な機能すら実装できていないんです(キーコマン
      > ドのUS以外のレイアウト対応、iCloud保存、タッチに
      > よる下書き切替、分割ビュー対応、縦向き表示etc)。

      親指シフトも考慮して戴いていると聞いて嬉しく思います.
      この心意気に期待して,先ほど購入しました.(^^;

      > 親指シフトとなるとたぶん2年以内では実現できませ
      > ん。
      > (しかも個人的な諸事情により開発がここ何ヶ月もス
      > トップ中)

      実際に対応が実現しなくても,しょうがありません.
      個人での開発なんてそんなもんでしょう.(^^;
      プレッシャーをかけるつもりはありません.
      ハードウェア的な代用手段も一応用意していますし,
      期待はしていますが,無理しない程度にお願いします.m(_ _)m
      USキーの旧Smart Keyboardを所有しているので,
      親指シフトの運用は将来の夢として取っておいて,
      ローマ字入力での活用を考えたいと思います.
      なかなか面白い機能と哲学を持ったソフトだと
      思っているので.

      Coardの今後のご発展を楽しみにしています.

      簡単な入力ツールくらいなら自分でも作れるかも,
      と思ってiOSプログラミングを少しかじりかけていますが,
      VBA のようにはなかなかいかないみたいですね.
      先はまだまだ長い感じですが,趣味なので気長に
      勉強してみます.

    5. 気持ち的には、親指シフトの訓練にはいつでも取りかかれるんですが、
      習得したところで僕の環境では使いどきがないんです。
      親指シフトの一番のデメリットはやはり標準規格ではないことじゃないですかね。


      自分で言うのもアレですが、Coard開発への心意気・意気込みは尋常じゃありませんよ。笑
      頭の中では壮大なモノが出来上がっていますが、物質的な部分がなかなか付いていけておりません。

      プログラミングスキルも自分でもまだまだだと思っているので、
      Coardとともに二人三脚で僕自身も発展させていきます。
      Coard完成させる前に僕の寿命が尽きたら申し訳ありません。

      あとは今後iOSに変な制約・仕様変更が追加されないことを祈るばかりです。
      (Coardの独特な機能群はシステム的にかなりギリギリのところまで踏み込んでいるのです)

  5. 親指シフトでの日本語入力がメインなので、JISキーボード一択です。スペースバーを右親指シフトキー、無変換キーを左親指シフトキーとして使うので。後はControlキーがAの左にあれば、EnterキーはCtrl+mで代用できるのでどうでもいいです ;-)

    1. 僕も徐々に親指シフトへの興味が強まっているのでいつか訓練しようかと考えています。
      iPadのSmart keyboardでもようやくJISが登場しましたが、あとは親指シフトをサポートできるかどうかです。

      たしかにCtrl+mであればEnterキーの距離は関係なくなりますね。

    2. そういえば、Fumiさんの図示したホームポジションは、私のとずいぶん違います。私の場合だと、親指の場所はもっとキーボード中央寄りです。少なくとも人差し指よりは中央よりになるので、その辺りの個人差によって向いているキーボードが違ってくるんでしょうねえ。

    3. -> 匿名 様

      すみません、今こちらのコメントに気がつきました。
      おそらく「親指の第一関節を軽く曲げた位置を使ったこと」「筆者の親指が短いこと」の2点が影響したと思われます。
      この辺りを加味して修正を加えたほうが良さそうですね。
      ご指摘ありがとうございます!

  6. 激しく同意します。

    元々はコントロールの配置が納得いかなくてホームポジションを崩さないキーボードを探して落ち着いたものがHHKB proの英字配列でした。
    ファンクションキーすら織り込んでるこのキーボードはホームポジションを崩さない最強のデスクトップ用の入力デバイスです。
    静電容量方式という部分でも惹かれたというのもあり人間工学的に優れてるものを追求するとjisよりus優先になると言うのが答えでした。

    iPhone開発とノートマシンでの仕事が増えたためMacbookに移行してしまいましたが、USキーベースでホームポジションを崩したくないのでCapslockをcommandに入れ替えて使っています。

    最近、要らないタッチバーやデカすぎるトラックパッドのおかげで最悪なインターフェイスになったのでMac自体を切り替える三段をしてたのですが、windowsノートでUSキーの製品が国内に全く流通していないことに驚きました。
    現時点でのUSキーでの最大の欠点としては日本国内で自分の用途にあったUSキーのwindowsノートマシンの購入が不可能だと言うことですね。

    仕事上,DeepLearning を扱うのでNVidia のチップが乗ってるマシンをチョイスするとなるとまず国内には置いてないので先日秋葉原を歩いてて絶望しました。

    1. HHKBはMacBook Proの内蔵キーボードと並んで人気があるようですね。

      Capslockをcommandに置き換える考えは浮かびませんでした。というかホームポジションを崩さないこだわりが徹底してますね!

      Windowsマシンで選択肢がないとかハードの多様性という強みの意味がないですよね。自分もUSキーボードのWindowsマシンを買うことがあるかもしれないんですが、そこまでWindowsマシンがUSキーボードに疎かったとは思っていませんでした。
      日本人とコンピュータは相性が悪いんじゃないかと思えてきます。

    2. MacBookProもきちんとしてくれれば良いんですけどネ。
      ノートマシンを最高のキーボードを妄想するなら、一般受けはしないかもですが、矢印キーをHHKBみたいに左か右のFnキーで表現するのと、FunctionキーもFnキー折込にしてくれると更に指を動かす幅がなくなるので、超高速なタイプができるように!
      もちろんデフォルトAキーの隣がCommandキー!

      日本人とコンピュータ・・・・。
      そうですね・・・。
      コンピュータ・サイエンスという分野でトップを目指すという意味では日本はトップではありません。
      これは教育機関や予算、国際的立ち位置、分化や言語などの性質上でトップにはなれない要素がいくつかあって、最近の論文を読んでて人工知能界隈で日本人の功績はUSと比べて存在感が薄い悲しい現実があります。
      仮にGlobalスタンダードに従うとすれば、トップレベルの論文や英語ベースなので、英語を使わざる終えませんし、いろんな部分の規格がUSナイズされるとしたら、キーボードもUSナイズされていた方が好ましいと言えるかもしれません。

      何れにしても、一度JISを浸透させてしまった+多様性排除の文化背景ではUSキーを導入するというのは日本市場では採算が合わないので、USキー使いは苦労をしますネ・・・。

      MacBookPro15の代替に色々探してたら、輸入品ですがRazerBladeシリーズをAmazon(International)するのが一番良さそうな感じがします。USキーの場合は日本語サポートは受けられないので壊れた時に苦労しますが、モデルとしては非常に良く出来ていました。色々本体の人たちと話してたらRetinaディスプレイ搭載のnew RazerBlade(UHD)がMacBookProに変わるキラー商品となってるようです。僕もこれを待っている最中です。

    3. 日本語とコンピューティングの相性には非常に根深い問題がはらんでいるような気がします。

      まず日本が近代化・西洋文化を取り入れた際に、英語を英語のままではなくカタカナに変換してしまったこともあってか、日本人は現代でも英語に非常に弱い国民となってしまいました(特に聞き取り・発音)。
      もうこの時点で、英語がベースとなっているコンピューティングの世界では不利だと思います。

      そして日本語そのものがアルファベットと違って複雑・高度である点です。
      これは日本語変換のように、アルゴリズム的な意味での難易度の高さもさることながら、英語がベースとなっているキーボードの世界においても折り合いが悪いことです。
      (視点を変えれば、現代コンピューティングが日本語の高度さに未だに付いていけてないとも言えます。)

      さらに日本人は米国人と比べ、キーボードのブラインドタッチがあまり浸透していないようです。これは実際に日本人が、検索窓だけのGoogleよりもコンテンツまみれのYahoo!ジャパンのトップページを好む傾向に現れています。
      タイピングがサラサラとできるなら検索窓だけで十分ですが、そうでなければマウスのクリックで進んでいったほうが楽なわけです。

      おまけに日本人のための「キーボードの標準規格」は合理的な選択ができないままズルズルと来てしまいました。


      "人工知能界隈で日本人の功績はUSと比べて存在感が薄い悲しい現実があります"
      -> 人工知能はソフトウェア的に人間の心を再現するようなものだと思います。

      しかし日本は国全体で"目に見えない"ソフトウェアを軽視する文化がありますよね。世界に名だたる日本産ソフトウェアなんて個人作のRubyくらいで、国内の業界では3K(きつい・きびしい・かえれない)という言葉が生まれてますし、情報工学部で学生時代を過ごしましたがプログラミング学習の文化はいろいろと悲惨でした。

      それに加えて世界トップクラスの「自殺国家」であり、「過労死国家」です。このような現象が起きる事実は、前述の「人間の心」を尊重できていない証拠ではないでしょうか。

      「ソフトウェア」や「人間の心」といった目に見えない働きを尊重することのできない現代日本が、人工知能だけ都合よく世界を先導できるようになるとはとても思えませんね。


      Appleもデスクトップコンピュータでヘマをしたところですが、ノートブックでもユーザーに逃げられてしまったらどうしようもないですね。
      コンピュータ業界、ご臨終もいいとこです。

  7. […] 参考:なぜJISよりUSキーボードをオススメするのか、というお話 […]

  8. […] 私は実はキーボードマニアで、職場と自宅に20台近いキーボードを所有しています。(正確に数えたことが無いのでわかりませんが。。) ほとんどが英語配列のキーボードです。英語キーボードのメリットについてはいろいろサイトがあります。こちらのサイトなんかは良くまとまっています。 […]

  9. 英語しか打たないコードしか打たないなら英語配列も分かるけど、日本語なら日本語配列の方が有利だと思う。日本人なら日本語を絶対に打つ必要があるので日本語配列は避けれないから日本在住なら日本語配列じゃないのかな。
    日本人の選択基準としては、基本見た目と雰囲気重視の英語配列vs実利重視の日本語配列になるんじゃないかと。まあ社会人で英語配列は正直余程特殊な仕事以外ありえないわ。

    1. コメントはありがたいのですが、「この人は記事やコメントを何も読まずにコメントしているんじゃないだろうか」と思われるような内容は考えものです。「社会人」という言葉を使われていますが、仕事人としてのご自身の思考力や読解力の程度の低さを、自ら露呈しているようなものです。

      イメージ画像や比喩などの文章を駆使し、たくさんのコメントに対しても一貫した回答をするなど、懇切丁寧に説明しているにもかかわらず、上記のようなコメントをいただくようであれば、もはや手の施しようがありません。
      ちゃぶ台返しをされ、振り出しに戻されたような気持ちにさせられますので、何卒お気をつけくださいませ。

  10. 全くの素人であります。
    “mac”カッコいいです。
    キーボード、USの方が見た目、カッコいいです。
    英文は、全く打ちません。
    普段はwindowsのパソコンで、簡単な表作りと文章を作る程度の者です。
    で質問ですが、USキーボードを買っても日本語しか使わない僕ですが、特に問題は無い!と思っても大丈夫でしょうか?
    買うなら、見た目シンプルなUSキーボードが良いかなぁと、何も知らないまま、検討しておりました。
    エクセルとワードのソフトは勿論、入れるのを前提としてます。
    あと、そろそろJIS規格も新しいのを出せば良いのになぁと思います。
    で、fumiさんに提案します。いっそのこと、fumiさんが新しいバージョンのJIS規格配列を作ってみては⁉️
    一番良さそうな気がします。m(_ _)m

    1. かな入力や親指シフトではなく、ローマ字入力しか使わないのであれば、USキーボードでも問題ないと思いますよ。
      特に英語を使わないのであれば、言語切り替えの問題はないようなものなので、アルファベットや記号、修飾キーの配置の問題だけになってくるはずです。

      実は現行JISより後に「新JISキーボード」が規格化されたんですが、普及しなかったために1999年に廃止された過去があるんです。
      また日本語には、先人が研究の末に生み出した、効率的な「親指シフト入力」があります。
      新しいJIS規格配列の製作よりも、この親指シフトを何かしらの方法で浸透させる方が、効率的で有益な気がしますね。

  11. 読んでてふと思いつきました。JISキーボードに向いている人の6つ目!
    「IMEでかな英数キー2度押しの再変換を多用する人」w
    自分はJISとUSを両方持っていますが、これがやめられなくてJISばかり使っています…
    他にも理由は有るんですけどね。
    ところで今度Cherryとかのメカニカルキーボードを検討していて、その中でISOキーボード(?)に興味を持ったのですが、コレってどうですか?(気に入ったキーボードが海外製でJISがなくて、それに近いやつをと思った)

    1. 当記事は様々なOS、デバイス、日本語、アルファベット、市場、デザイン、歴史など複数の要素を考慮して、なるべく多くの人に役立つよう普遍的な部分にフォーカスすることを目的に書いた最大公約数的な内容です。
      ご質問の内容はかなり個人的な好みの域で、僕では把握しきれない部分ですので、他の記事をあたった方がいいと思いますよ。

  12. Capsの位置が問題であると言われていますが,修飾キーの位置はシステム環境設定から簡単に変えられるのでたいした問題ではないように思います.考え方によったらJISはロック時のランプが左手に隠れやすいのでかえって不便だとも言えます.
    また,Capsを半角/全角キーとして使うこともできるので,全く邪魔なキーとは言えないと思います.

    私はUSキーボードをかな配列で使っていますが私の考えるUSキーボードの欠点は,「む」「へ」が割り当てられている「]」「\」がホームポジションから遠すぎること,本来Shiftキーが不要である「ー(長音符)」「ろ」がShift–],Shift–’に割り当てられていることです.これはまさにReturnの形状と総キー数とのトレードオフの関係にあります.

    1. 設定で済ませられるならCaps・Controlのデフォルト位置に執着する必要はないですよね。しかもMacならその設定が始めからサポートされていますし、買い替えかクリーンインストール時しか触れない部分です。

      アルファベット26に対して平仮名は50近くありますもんね。
      (USにおけるかな入力の件、追記させていただきました)
      日本語変換はコンピュータ上の言語扱いで、とりわけ技術的に難しいと言われていますが、物理キーとの兼ね合いにも大きな問題が根付いていると感じます。

      平仮名・アルファベットをまとめ上げること自体が、印字すら変えられない物理ボタンの限界をはるかに超えていますね。
      スクリーンキーボード並みの柔軟性を物理キーボードが獲得するまで、ユーザーは妥協して付き合っていくしかないように思います。

      ちなみに最近、1つの平仮名を2打鍵しないといけないローマ字入力を手間に感じるようになってきたので、かな入力か親指シフトをマスターしたくなってきました。

  13. そもそも機械式タイプライターでタイピングを憶えた(勿論1972年より前です)当方にとって、ホームポジッションは central dogma であり、故にJISキーボードは諸悪の根源と感じられる代物です。 因みにタイプライターというのは、キーの位置によって打鍵の力を変えないと文字の濃淡が揃わないのですが、もうそういう事をご存知の方もあまりいないでしょう。 まさしく指の性能が問われた訳です。 電子的になってタイピングがどれほど楽になったことか。 やがて大学に入ったら、コンピュータというのは夏でも凍える電算機センターで FORTRANのパンチカードを打って使うもので、そこでもJISキーボードなんてものは無かったような記憶があります。 で、その後猖獗を極めたJISキーボードですが、なんで本来スペースキーの場所に邪魔なキーがあってしかも余計な事を仕出かすのか、他所で使う度に頭にきております(年寄りは気が短いのです)。 スペースキーは、ホームポジッションで親指の下になければならないのです。 大体日本語は全角で、アルファベットは半角でという事ならば、あんなに余計なキーは要りません。 当方は自分の機材はWindowsでもUSキーボードで、切替は Alt + ~ で済ませておりますがそれで必要十分です。

    1. 自分のようなキーボード好きの若造にはとても興味深い内容でした。ありがとうございました。
      位置ごとに打鍵の力を変えないといけない時代があったんですね。
      自分なりにコンピュータ史も勉強しているつもりですが、70, 80年代頃までしか遡っていないのでタイプライターのお話は本当に面白かったです。

      僕も小学生の頃から大学までWindowsを使っていましたが、スペースキーまわりの細々とした日本語専用キーの必要性がずっと謎でした。
      そしてMacへ移行してみると、シンプルに「かな/英数キー」の2キーしか用意されておらず(JIS)、しかもそれだけで全く問題ないのです。
      (記事でも触れましたようにUS×カスタマイズならその2キーすら不要です)

      やはり長年のキーボードユーザーの方から見ても、WindowsのJISの変換キーの類は不要なんですね。
      「1ボタン=1機能」主義の取り越し苦労な親切は、まさに「諸悪の根源」だと感じます。多少なりともタイピングの本質から遠のいてしまってますよね、JISは。

      国内の大手家電メーカーが中国メーカーにすら圧倒されてしまっている状況は、こういう的外れなモノづくりの姿勢に1つの原因があるような気がしています。

  14. 普段US配列を利用していますが、ctrlとcapslockの位置についてはJIS配列のメリットかと。
    ホームポジションから言ってもショートカットで多用するctrlがこの位置なのはちょっと、、、
    一応Macの設定で変更可能ですが、わざわざ設定を変更する必要のあるデザインは元も子もないですね。

    1. 記事にて
      「もちろん修飾キーのレイアウトによる細かな一長一短はありますが(CapsやControlなど)、とりあえず広い視点からの比較です」
      と書きましたように、USキーボードが(日本人にとって)全ての面で完璧なわけではありません。

      しかし当記事で強調しているのは、一度購入したら変更の効かない影響力の大きい部分です。
      その大きい部分は短期的にも長期的にも使い心地に強く影響するにも関わらず、大多数の人に見過ごされていることが問題なんです。

      JISキーボードは、ソフトウェア的にすらどうにもならない「元も子もない」デザインだと思いますよ。
      ちなみに僕はJISを全否定したいのではなく、
      多くの人がJISを過大評価し、USを過小評価していることに警笛を鳴らしているだけです。

      また、USはあくまで英語を前提にしたものなので、Capsがなくてもいい日本語のことを意識した設計ではないのは当然ですよね。
      それにも関わらず、USは日本人にとってもメリットが多いのです。これはデザインが上手くいっている証拠です。

      物理キーボードという時点で、設定変更なしで全ての要求を満たすこと自体が不可能ですし、
      家電ならともかく、ソフトウェア要素の強いコンピュータで設定変更に否定的なのは「ちょっと、、、」って感じです。

  15. 私は、主に Linux 使いでノートは Mac を使用しています。
    個人的には US 配列しか使いたくないですし、自分のエゴを押し通せるのなら、
    JIS 配列を駆逐したいというのが本音ですがそれが実際に良いことなのかは分かりません。

    私は、US 配列しか使わないのでそもそも JIS 配列の良さを分かりませんし
    正しく評価できる立場にありません。
    また、キーボードの規格や歴史にも詳しくありません。

    ところで、Mac の日本語配列(以下、JIS配列)は本当に JIS 配列なのでしょうか?
    私は、Mac の JIS配列はシンプルだしあの配列なら良いかなと購入時に思うことがあります。
    ただし、実際にJIS配列の Mac を購入して使ったことがないので良くは分かりません。
    私は、ホームポジションから指を離したくないのでショートカットキーでよく使う、
    Control が押しにくい位置にあるのが嫌で US配列の Capslock の位置と Control を入れ替えています。
    これが Mac の JIS 配列では最初から Capslock が Control になっているので羨ましいんです。
    いずれにしても、Mac の配列はよく考えられていると思います。

    冒頭でも述べているように私はキーボードの歴史に詳しくないですが、個人的な歴史観では、
    長年ノートパソコンの設計者はいかにキーボードをコンパクトなスペースに収めるか、
    いかに薄くてデザインを良くするか試行錯誤を重ねながらキー配列を考えておられたのだと思います。
    その過程ではいくつもの変態キーボードが現れては消えの繰り返しだったと思いますが、
    その過程で使用頻度の低いテンキーやら PgUp / PgDown キーが省かれ fn キーとの組み合わせに置き換えられて行ったのだと思います。
    おそらく矢印キーなんかの配置もかなり設計者の頭を悩ませたでしょう。
    私なら、配置場所に困る矢印キーも fn キーとの組み合わせに置き換えるところですが、
    そんなことをすれば消費者から大バッシングを受けることは間違いないと思いますし、
    それは一般的に普及しているJIS規格ともズレが大きくなってしまいます。

    設計者は古い規格のために随分と苦しめられているのではないかとも思います。
    特に最近はネットブックのような画面サイズの関係で、キーボードが極限まで小さい環境等、
    配列に工夫を凝らさないとキーピッチが狭すぎて使いにくくてしょうがない
    というようなこともあるのではないかと思います。
    そういった意味ではいい加減、JIS配列も見直すときなのかもしれません。
    現代的な使い方や将来性をじっくり考えて現在のJISの配列から
    不要なキーを取り除いたサブセットを規格化する等の動きがあっても良いと思います。
    PC産業が衰退してしまって難しいのかもしれませんが。

    私は、最終的には US 配列に限りなく近い形が最良の形だと思っています。
    私はタイピングが効率的にできることだけがキーボードの良い配列だとは思いません。
    効率的に打てるのだけれど、小指が腱鞘炎になりやすいというような
    キーボードは絶対に使いたくないですし、
    効率を追求した DVORAK 配列があまり普及していないところを見ると、
    効率ばかりを追求することが良いことではないと思います。
    デザインや物理的なサイズにより求められる要件と、
    歴史的な背景や現在の普及状況、将来性、ユーザーの使い勝手から導かれるユーザビリティとの最大公約数によって最良なキーボード配列は導かれると思います。

    誰にでも概ね受け入れられるキーボードが生まれるまでは、
    自分のスタイルに最もあったキーボードのメーカーを選ぶのが幸せになれるのではないでしょうか。

    1. JIS配列という言葉の定義がよくわかっていないんですが、以前の記事で「JIS配列ではなくJISキーボードが適切」とご指摘いただいたので、当記事ではJISキーボードと表記しています。


      さて、ご自身の「推測」を論じていただきありがとうございます。
      個人的にはそのような「未来の推測」がもっともワクワクさせられるのですが、そのような方はあまり多くいません。

      ”私なら、配置場所に困る矢印キーも fn キーとの組み合わせに置き換えるところですが”
      >角っこにある矢印キーって本当に使いづらいですよね。
      僕ならスペースキーを修飾キーとしてホームポジションで使えるように置き換えます。というか実はそのソフトウェアをすでに開発済みでして、近々公開予定ですし、実際に使いやすいです。
      (公開しました:紹介ページ


      ”そういった意味ではいい加減、JIS配列も見直すときなのかもしれません。”
      ”私は、最終的には US 配列に限りなく近い形が最良の形だと思っています。”
      >僕も以前は同じように考えていました。
      しかし今は、むしろ物理キーから脱却する方向が望ましいと考えています。

      まずヒトの指はとても高性能です。器用なだけでなく、指紋があり、温度があり、100分の1ミリまで知覚できるほど繊細です。
      それに対して今の物理キーボードは「押している・押していない」しか認識できない非常に原始的な仕組みで、指の性能をほとんど活かせていません。
      また、キーの並び順を変えることはできず、スワイプジェスチャーも使えず、ショートカットは暗記しないといけないなど、ソフトウェアの特性もほとんど活かせません。


      そして現代はソフトウェア技術もハードウェア技術も3,40年前より格段に進歩しています。
      つまり、ハイテク技術をふんだんに使って「ソフトウェア的に柔軟なカスタマイズができ、物理キー並みの打ち心地を再現」するキーボードを、業界は目指すべきだと思います。

      このソフトウェア的なカスタマイズには、サイズ可変も、マルチタッチジェスチャーも、トラックパッドの統合も、指の個別認識も、ショートカット表示も、あらゆる言語・配列の包括も含まれます。

      ここまで進歩すれば「US・JISのどちらを選ぶべきか」という議論自体が無意味になるかと思いますし、
      「最大公約数によって最良なキーボード配列は導かれる」よりも先に実現されるかもしれません。


      2016年に発表されたMacBook Proを見ると、ファンクションキーがソフトウェア化され、トラックパッドは巨大化しています。
      つまり、もう既にソフトウェアが物理キーを侵食し始めているわけです。

      この次はスペースキー周辺(親指部分)が標的になるかもしれません。

      また、Appleは電子インクを採用したキーボードを開発中との噂もあるように、今後10年で物理キーボードの姿は大きく変わると考えています。(ユーザーの心理的ハードルを少しずつ下げながら。)
      そしてそれは、モバイルデバイスの「本格的な生産性向上」を意味すると思います。

      キーボードだろうがなんだろうが、「物理ボタン」はソフトウェアと最新技術によって駆逐される運命なんでしょうね。

  16. […] スペースバーは、英数・かなキーがない分、長くなってます。これは非常に楽です。Enterキーは、よくある縦長の形状ではなくて、Shiftキーなどと同じ、横長の形状です。これは賛否両論ありそうですが、慣れると小指だけでEnterキーをタイプできるため、非常に楽です。この辺りの詳細は、こちらのサイトに詳しく記載されていたため、私も思い切って購入に踏み切れました! […]

  17. 目から鱗な記事でした、言葉も平易で、非常に好感の持てる文章です。
    たまたま出会った20年前のPowerMac7500がUSKEYでそれ以来ずっとUSKEYです。
    この記事のおかげで使いやすさが理屈で理解出来ました。
    私もコマンドキーを仮名変換に割り当ててます。
    ありがとうございます。

    1. 目から鱗なコメントありがとうございます。
      読みやすい文章を心がけるのは本当に大変ですね。。。

      長年のUSユーザーさんがけっこういらっしゃるようで驚いています。

  18. Windows と Linux しか使いませんが、
    US配列の使いやすさについては激しく同意します。
    初期ダイナブックに職場で触れて以来、
    絶対こっちの方がいいと思ってました。
    その辺に売ってないとか、設定変更が手間だとか、
    諸事情でJISを使ってきましたが、
    数年前からUS配列に移行中です。
    US配列の商品がポツポツ増えてきたのは、Androidのおかげです。
    ただ、常用してるエレコムのトラックボール付きが手放せず、
    移行完了は遅れそうです。
    ところで、昔のマッキントッシュは、(ローマ数字の2とか)
    横長エンターのキーボードだった気がするのですが。。。
    記憶違いでしょうか?

    1. コメントありがとうございます。

      初期ダイナブックと言えば、僕がまだ生まれる前の時代ですね。笑
      もちろん昔のマッキントッシュのことはサッパリです(笑)
      初代iMacすら直接見たことがありません。

      初期ダイナブックの時代でさえUSキーボードにメリットを感じることができるのに、この偉大なテクノロジーの時代でも相変わらずJISキーボードが一方的に蔓延してしまっているのは、とても残念なことです。

  19. 老眼に優しいUSキーボード

    この記事を拝見して、いちいち思い当たるフシがあり禿しく同意といった所でしょうか。
    1980年代初め頃からずっとローマ字入力でやってきたので、入力方式についての意見は有りませんが…

    退職後数年経過した現在となっては老眼が進行してきたせいで
    完全なブラインドタッチの出来ない身としては、時々キーボードのキートップの文字を確認する時に
    余計な文字の無い(使わない文字の印字されていない)USキーボードは
    文字も大きく見易くて、有り難いものになっています。

    在職中、特に1980年代は当時のCAD環境のせいでsolaris端末を叩いたり、
    その後導入されたwindows端末では、主に打鍵感と自分にとっての入力のし易さから
    英語版HHKBキーボードをキーバインド変換ソフトを導入して職場で使用したりしていました。
    Macは使った経験がありませんが。

    現在はノートPCで選択できる機種は限定されてしまいますが
    USキーボードが選択し易い Dell , HP , Lenovo の限られた機種の中から
    Thinkpad X260 を選択し、USキーボードの使い易さの恩恵にあずかっています。
    もっともOSはLinuxですが。

    しかしUSキーボードが何でこんなに入手し難いのか、理解に苦しみます。
    以前はキートップのひらがなやらの余計な印字はペイントで塗り潰したりしていましたが
    早く使い易いUSキーボードが一般に広く普及して欲しいと思っています。
    そうすればPCの選択肢もずっと増える事になるのですが。
    (メーカーは選択肢が増える事をいやがっているのかな?)

    1. コメントありがとうございます。

      USは印字がシンプルなのでパッと見の認識もしやすいですよね。

      逆に僕は自分用のWindows, Linux PCを所有したことがないんですが、以前知人のパソコン購入を手伝った際に、Windows PCはメーカーによってUSが追加¥5000かかったり、そもそも選択できなかったりでカルチャーショックを受けました。

      >USキーボードが何でこんなに入手し難いのか、理解に苦しみます。

      多くの日本人ユーザーが「日本語使うんだからJIS1択」と思い込んでしまっているのと同じように、(国内の)メーカー側も「日本人に売るんだからJISで当然」という決め付けが蔓延していることが原因だと僕は考えています。
      (人間工学的に使いやすいかどうかという疑問がそもそも彼らにない)

      最初から世界のユーザーを念頭に販売しているメーカー(Dell, HP, Lenovo, Apple)であれば基準になるのはUSキーボードなので、日本市場だからといってわざわざUSを制限しては、販売数を減らしかねません。
      それに対して国内市場でしか販売しないメーカーにとってはJISキーボードが基準であって、「なんでコストかけてマイナーなUSキーボードをサポートしなきゃいけないの?」となるんじゃないでしょうか。

      実際のところはわかりませんが、そういう心理が働いているような気がします。
      いわゆる「ガラパゴス化」です。

  20. ThinkPad好きを拗らせるとともに
    ホームポジションに手を置く事を重要視した結果、
    英語配列のThinkPadキーボードに辿り着いた自分としては、
    ホームポジションやReturnキーまでの距離に関する記述には
    納得というか同意しまくりでした。

    あと、Returnキー(Enterキー)だけでなく、
    WindowsですとBackspaseキー、MacですとDeleteキーでしょうか。
    あのキーも英語配列の方がキーの横幅が広いので、
    結果的にホームポジションからの距離が近くなりますよね。

    テキストなりソースなりガシガシ書く人間には、これは大きい。

    記事内で言及されていない点で
    自分が英語配列の方が好みな理由としては、
    「英語配列の方が記号キーの位置が理に適っているように思う」
    というのがあります。。

    英語配列キーボードだと…
    “ [ ”と“ ] ”が横に並んでいる。
    “ – ”と“ + ”が近い位置にある(というかこれも横に並んでいる)。
    [Shift]+[ ‘ ]で[ ” ]になる。
    [Shift]+[ ; ]で[ : ]になる。
    (↑これについては
    ( [ ; ]と[ : ]が独立して隣にある日本語配列の方が良い
    ( という意見もあるかもしれませんが。
    …このあたりが、英語配列の方が直感的だと思うのです。

    こと、[ ‘ ]と[ ” ]に至っては、
    「日本語配列はなんでそれぞれ離れた位置に配置したの?」
    と甚だ疑問…

    …というか、生理的に気持ち悪いんですよね。
    日本語配列の記号の配置の仕方(苦笑)。

    規格策定に加わった人間に意図を問いただしたいくらいに(笑)。

    自分が元IT畑の人間だからこそ感じる部分かもしれませんが、
    ホームポジション以外でも、この辺に英語配列の利点を感じます。

    1. コメントありがとうございます。

      >「英語配列の方が記号キーの位置が理に適っているように思う」
      もちろんこれもUSの大きなメリットの一つだと感じていますが、当記事では3つの誤解に絞って掘り下げてみました。

      USの記号類の配置はとても合理的ですよね。
      JISから移行したときもすんなり馴染めたほどで、逆にJISに戻るのは苦行に感じるほどです。
      そして僕もJISの規格策定に加わった人間に意図を問いただしたいと思った1人です(笑)

      JISの記号類の配置には秩序が感じられず、目にとっても指にとっても不快なものだと思います。

  21. 最初からUSキーボードを使う私にとっては専用の変換キーがなくても日本語を打つ時に割りと不便を感じたこと一度もありません。それに変換の組合せキーも入力の切り替えも全て左手でコントロールでき、こなせばスムーズに異なる言語を混ぜる文を打てます。寧ろたまに学校のJISキーボードを使うとすごく慣れっこない感じがします。(i. e. CapsLockはShiftと組合せないと効かないとか) 一時期かな入力を覚えたが、劇的なスピードアップが見られなかった上、外来語を入力する時にさすがに不便すぎると感じ、やめました。ノートパソコンを買う時もUSキーボード版が選択できるメーカーに限ります。Surface Bookに興味があったものの、USキーボード版を発売する予定がないようで、買う気はありません。

    1. コメントありがとうございます。

      これはWindowsユーザーの方の参考になる内容ですね。
      MicrosoftがメーカーであるSurface BookでUSキーボード版がないのも不思議な話ですが、輸入に限られるということなんでしょうか。
      僕なら多少高くついても輸入しちゃいますね。

  22. 見た目はUSキーボードの方がすっきりしてますね
    変換確定の必要がない欧米人にとっては、あの大きさの return key でも不便がない訳で、日本語入力ならではの問題といえます
    かくいう私、左右一本指(たまに二本)かな入力派で、タッチタイプもしない/する気もない派です
    ホームポジション云々どこ吹く風ですが、人並み程度には早く打てるので、困りません

    ローマ字入力/USキーボード転向に踏ん切りがつかないのは、中古買い取り価格の一点につきます
    そこがクリアされれば、世界中に流通している様々なキーボードを試したいのですが、、
    ちなみに、iPadの日本語入力は、キーボード分割モードで右手フリック入力しています
    仮に日本語キーボードが入ってても、画面の半分を占めて使いにくいものになるでしょう
    五十音キーボードはお年寄りに向けた配慮なのかも知れませんね

    1. コメントありがとうございます。

      「変換確定の必要がない欧米人にとっては、あの大きさの return key でも不便がない訳で、日本語入力ならではの問題」とのことですが、
      本文にも書きました通り
      『頻繁に行うからこそホームポジションを崩さずにReturnできることが大事なのでは』
      というのが当記事の考え方です。

      この考え方の肝は、キーサイズではなく「小指ポジションからの距離」を中心に据えていることでして、
      「日本語入力ならではの問題」というより「ホームポジションに重きをおくかどうかの問題」ではないでしょうか。

      タッチタイプしない派であればJISの大きいReturnキーの方が当然便利だと思いますし、本文にも書いたようにそういった方にはUSをオススメしてはいません。

  23. 追記した割に内容が薄いなぁ

    コーディング用のパソコンはUSが便利だし日本語使う用途ならJISのがメリットは大きい。

    使い分けが一番便利でしょうね。

    1. コメントありがとうございます。
      本文の繰り返しですが、その「日本語使う」にはローマ字・かな入力、親指シフトがあり、ローマ字入力だけなら本当にJISが適切なのか、というところにこの記事を書いた意義があります。

      US,JISを普段から使い分けるのは非効率的で、万人受けでもない、ということもこの記事でお伝えしたかったことです。

  24. […] ■なぜJISよりUSキーボードをオススメするのか、というお話 | Fum's style 自分で使う範囲はみんなUSキーにした […]

  25. まぁホームポジションを重視すると、ポインティングスティックが必要でMacなんか使えないんですけどね(笑)

    1. コメントありがとうございます。

      ポインティングスティックはトラックボールマウスを埋め込んだだけのようなポインタ操作一辺倒のインターフェイスであり、ソフトウェア要素(柔軟性)が低く、(各々の好みは別として)前向きなテクノロジーではありません。

      Macには多彩な機能を割り当てられるマルチタッチトラックパッドがあります。OS自体がマルチタッチ操作を念頭にデザインされているので、あえてオールドテクノロジーを組み込むメリットはなく、ハードのみ・ポインタ操作のみの議論は意味をなしません。

      強いて言うなら、キーボードとマルチタッチトラックパッドを統合してしまうとか、キーボード上でタイピングとジェスチャーを識別するといった新しいテクノロジーでない限り、
      Macでこれ以上の「ホームポジション重視」は難しいと思いますよ。

      ちなみにMacとWindowsの比較は「ハードウェア」「価格」だけでなく、「ソフトウェア」「(ソフトウェアから周辺機器まで含めた)全体の使い心地」を考慮に入れて初めて成り立つものだと思います。

  26. USキーボード、101キーボードの元祖、Model-Mが登場したのが1986年のことです。日本で主流の日本語106キーボードは、101キーボードをベースとし、日本IBMが1991年にPS/55用に発売した5576-A01の配列をPCオープン・アーキテクチャー推進協議会が日本語の標準配列として規格化したものです。1972年に制定されたのはqwerty、文字キーの部分で、シフトやらエンターやらキャップスロックとかの装飾キーではありませんでした。

    1. ご指摘いただきありがとうございます。
      どちらにしてもITの世界では古い時代ですし、現代に適した標準規格だとも思えません。

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