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【UI】(前編)Macがタッチスクリーンを搭載すべき理由



最近Macのトラックパッドに関する記事を書いてきましたが、
Macのトラックパッドについていろいろと考えてました。

もっと使いやすくならないかと。



そこでひとつの結論(というか提案)に至ったので書き綴ってみます。

【※2013年に執筆した記事を前編・中編・後編に分割しました】





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Macがタッチスクリーンを搭載していない理由


なぜトラックパッドでのジェスチャーを選んだか

2004年発売のニンテンドーDSや2007年に登場したiPhoneを皮切りに
現在ではスマホからタブレット、ゲーム機に至るまで
当たり前のようにデバイスたちがタッチディスプレイを搭載しています。


Windows8も登場してタッチディスプレイを搭載するパソコンまで出まわるようになりました。



そんな中、Macって未だにタッチディスプレイを搭載していませんよね?

これにはちゃんとした理由があります。

かなり前に読んだんですが、
Appleのフィル・シラーさんのインタビュー記事にその理由が書いてありました。
(すいませんその記事保存してなかったので掲載できないですw)

理由は、
(パソコンスタイルでは)画面上をジェスチャー操作するよりも、
手前のパッドでジェスチャー操作をした方がずっと楽なため
です。



確かに、
腕を浮かしてパソコンの画面上を操作するのって
想像するだけでも疲れそうですよね。





イメージしやすいように絵を作ってみました。



タッチディスプレイの場合↓

Display

トラックパッドの場合↓

Trackpad


こういうことです。

ディスプレイを直接操作するより
手前のトラックパッドでマルチタッチ操作する方が遙かに楽。



タッチディスプレイだと、

●腕を浮かせるため、腕が疲れる
●ディスプレイの角度的に操作しづらい
●操作対象のディスプレイの位置が遠い


というデメリットがあるんです。


しかし、ディスプレイの代わりにトラックパッドをマルチタッチ化してしまえば、
これらのデメリットは消えます。

Appleはそこに着目したんですね。

実に合理的な判断だと思います。





トラックパッドはマウスの完全な代わりにはならない


MacBookユーザーならわかると思いますが、
MacBookのトラックパッドってめちゃくちゃ使いやすいですよね!

慣性の法則が再現されてる2本指のなめらかなスクロールとか
ピンチによる拡大縮小、
どこでもクリックできる一枚ガラス、
左右スワイプでブラウザの戻る・進むができたり画面を切り替えたり。



”神インターフェイス”と言っても過言じゃないです。



しかしそんなトラックパッドでもマウスの完全な代替には成り得ません。

マウスの長所を再現できない(しにくい)からです。


マウスの長所・短所


<長所>
●マウスカーソルの移動を安定して行える。
●小さいボタンも難なくクリックできる。
●ドラッグ&ドロップがしやすい

<短所>
●操作が全体的に細々していて煩わしい。
●ジェスチャー操作ほどスムーズな操作ができない
(オブジェクトの拡大縮小や回転、スクロールなど)
●カスタマイズ性に欠ける

ようは精密作業に向いているってことです。



トラックパッドの長所・短所


<長所>
●スクロールや拡大縮小、回転操作が直感的かつ快適。
●ブラウザの戻る・進むをページをめくるようにできる。
●MissionControl、Launchpad、デスクトップの切替などを楽に行える。
●豊富な機能を割り当てられる。
●カスタマイズ性がとても高い
●物理的に動くパーツがほとんどないので故障しにくい

<短所>
●マウスカーソル移動の安定性に欠ける
●マウスほどクリックしやすくない

機能呼び出しやマウスカーソルを必要としない操作は
とても快適だけど
マウスカーソル中心の操作が苦手ってことですね。





つまり、トラックパッドって
パソコンでは当たり前のマウスカーソルの移動やクリック操作には向いていないインターフェイスなんですよ。



「向いていない」は言い過ぎかもしれませんが、
少なくともマウスほど向いてはいないです。







マウスカーソルの移動やクリック操作に最適なインターフェイスは、
1984年、
Macintosh 128kによってGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)とともに登場した「マウス」で既に示されていたんです。


マウスって登場してから29年も経ってるんですね。
ITの世界で30年も使いつづけられるって
異常なほど長いです。



しかし、いつまでもマウスが主流になっているのはよろしくないと思います。

世界中の多くの人が、
「パソコン使うならマウスは必須でしょ」
と考えていると思います。

この「パソコン使う=マウス」という考えに疑いを持つ必要があるのではないでしょうか。



上手く言葉で表せませんが、
古いインターフェイスをいつまでも当たり前のように必要とする固定観念は、
パソコンに対するより効率的なインターフェイスの発案を阻害してしまうような気がします。






しかし僕は、マルチタッチ搭載のトラックパッドの登場によって
ようやくマウスが主流の座を明け渡す兆しが見えてきた
と思っています。





このお話を3つの記事に分割しました。
続きをどうぞ。

【UI】(中編)Macがタッチスクリーンを搭載すべき理由


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