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日本の家電の「絶望的な使いづらさ」について

国内家電 UI デザイン 使いづらい




追記を二つ行いました。

追記1 2017/07/15 (※7/19加筆)

追記2 2017/07/19



—以下本文—

ふと思い立ち、「国内家電は使いやすいのか」を念頭に入れ、その視点を意識しながら家電を使い、この一年間を過ごしてみました。

なぜそれをするキッカケになったのかと言うと、実家に帰省した際に、「洗濯機」の使い方がわからず挫折したからです。

ちなみに僕は今までにMacもWindowsもLinuxも使ってきており、プログラミングもやってきているので、
平均以上の「マシン」への打たれ強さはある方だと思います。

その人間が、たかだか洗濯機を回すことすらパパッとできなかった事実は、僕の中では静かな衝撃だったわけです。

何が問題だったんでしょうか?

僕が使ってきた8つの家電のユーザーインターフェイス(操作部分)をこの記事で分析し、掘り下げてみようと思います。
(少し長めなのでお時間のあるときにでも。)



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1.実家の高機能洗濯機



では実家の洗濯機から見ていきます。

こちらがその挫折した洗濯機の操作パネル。


国内家電 使いづらい UI デザイン

自分で洗濯しようと思い、左側の水量ボタンなどをいじり始めましたが、
あっちのボタンを押すとこっちの設定まで変わってしまい、よく分からないのでとりあえず中央の「スタートボタン」を押しますが、警告音が鳴ってしまい、スタートしてくれません。

設定をリセットしようにも「リセット」ボタンも「切」ボタンも見当たらないのです。

つまりスタート地点に戻ることもできず、ただ設定ボタンを押してみるしかありませんでした。

3,4分間トライし続けたものの、結局回し始めることができず、 あきらめて親にバトンタッチしました。笑

いま眺めてみても「たぶんこういう手順だったんだろう」というイメージが浮かび上がってきません。

ボタンがたくさん並びすぎていて、
どういう手順で設定していけばいいのか、どれが最低限必要な設定なのかが全くわからないのです。


次の例を見てみましょう。


2.自宅で使っている洗濯機



学生時代に一人暮らしを始めた時からずっと使っている洗濯機です。

この洗濯機は持ち主もビックリするほどツッコミどころがたくさんありました。

その操作部分がこちら。


国内家電 使いづらい UI デザイン

この洗濯機もやはりボタン類が均等に並びすぎています。

ボタンの色に着目すると、「コース」「Tシャツ/Yシャツ」のボタンのみ黒で、他は白色になっていますよね?

この色の違いが何を意味しているのかが全くわかりません

必ず押さないといけないボタンかと思いましたが、「Tシャツ/Yシャツ」は使ったことがありませんし、「入」→「スタート」を押せばあとは標準コースで回り出すので「コース」ボタンも必ずしも押す必要はありません。


次ですが、下側のボタンがその上のラベルやランプと対応していることは、ぱっと見でなんとなくわかります。

しかしよく見ると、「予約」ボタンの上に「洗剤量」の表記があるんですよ。

国内家電 使いづらい UI デザイン


また、Tシャツラベルの上に「風乾燥」や「樽洗浄」が表記されていますが、 この2つは左の「コース」ボタンで設定するものであって、
真下にある「Tシャツ/Yシャツ」ボタンとは関係ありません。

国内家電 UI デザイン 使いづらい


要するにボタンとラベルの上下の対応がおかしいんです。
スペースがないからとりあえずここに持ってきた、とでも言わんばかりのデザインです。


また、ボタン類の左側には機能を表すような文字が記してあります。

IMG_5580


「濃縮洗浄」「からみまセンサー」「温度センサー」「槽乾燥」の4つですが、これを買った人に訴え続ける意味はあるんでしょうか。

「からみまセンサー」機能を発動するボタンは見当たりませんし、温度センサーもどう役立っているのか皆目見当がつきません。

こういった言葉をカタログや製品パッケージでアピールするならともかく、普段使うボタンの隣で目立たせる必要はあるようには思えません。

ダジャレで紐付けるネームセンスから想像するに、デザインノウハウに難のあるオジサンたちが安易な判断をしてしまっているんじゃないでしょうか。


この洗濯機はツッコミどころがまだまだありますが、
キリがないので次行きます。


3.スーパーの高機能電子レンジ



続いて自宅以外で使った家電、第2弾です。

もちろんこの電子レンジも(電卓の如く)たくさんのボタンが整列しています。

国内家電 UI デザイン 使いづらい


スーパーの休憩コーナーに設置してある電子レンジなんですが、
実家の洗濯機と同様、温めスタートをするまでに困惑させられました。3,4分あちこちボタンを押していたと思います。

この電子レンジもちゃんと設定をしないとスタートできない仕様なんです(と思い込んでいました)。

かといってどういう手順で進めていけばいいのか、そのボタンの並び方からイメージするのは困難です。
ディスプレイでは何の設定が足りないのかわからないですし、こまごましていてじっくり見る気にもなれません。

その後温めることはできましたが、どういう手順だったかもう覚えていません。


数十秒間温めるために神経がすり減らされていることがまったくもって意味不明でした。
セキュリティロックを解除するわけでもあるまいし、、、(後日わかりましたが、スタートボタンを押すだけで温めることができました。自分の思い込みに問題があると思われるかもしれませんが、そのような勘違いを誘発すること自体、デザインに問題がある証拠です。)

それに、右上の「お弁当あたため」がやたら目立ちます。

IMG_20160104_133611_HDR のコピー 2


これは
・ボタン類の一番上に位置すること
・赤色になっていること

の2つのデザインの効果だと思います。

しかしその目立つボタンは「お弁当」という特段、使用頻度の多いわけではない機能が割り当てられてしまっています。

この電子レンジは操作の流れをとことん無視したようなデザインになっており、
取説を頭にインプットしておくことを要求しているようにすら感じますね。


いやむしろ取説データを保存したAIロボットが使うことを想定して設計された
ロボットが支配する未来を先取りしすぎた電子レンジ」だったんじゃ、、、

という冗談はさておき、
1プッシュで全て自動で調節して温めてくれる、というのがハイテクの正しい方向性じゃないんですかね?


簡単な代替案を作ってみました。

レンジデザイン


左の青い文字がボタンで、
坂を転がるように設定していけばスタートボタンにたどり着きます。

いや待ってください。
このレンジは多機能すぎるので、そもそもタッチスクリーンに統一した方がいいかもしれません。

全機能をボタンだけでなんとかしようとすること自体が無謀です。
機能を減らすか、ソフトウェアにもっと頼るべきだと思いますね。



4.自宅のシンプルな電子レンジ



続いて僕が毎日のように使っている電子レンジです。

国内家電 UI デザイン 使いづらい


このレンジはいわゆる「ローエンドモデル」で、タイマーの設定と温めモードの切り替えしかないシンプルなものです。

シンプルすぎるので使い方に迷うことは全くないんですが、1つ気になる部分があります。

2択しかないモードに対して、ダイヤルを使っているのは明らかに割にあっていません

ここはスイッチで必要十分だと思います。

国内家電 UI デザイン

【追記】
コメントへの返事にも書きましたが、このデザイン仕様の一番現実的な理由は「製造コスト」にあると思われます。バタフライスイッチ案が適切かどうかはさておいても、2択しかないモードにたいしてダイヤルUIを当てはめるのはUIデザイン的には間違いなく理にかなっていませんが、
コストをケチる必要のなるローエンドモデルであれば仕方ないでしょう。



5.高機能エアコンのリモコン


実家の高機能なエアコンのリモコンです。
もはや定石ですが、電卓のような並びっぷりです。

IMG_5005


1プッシュで部屋を快適にしてくれさえすればそれでいいのに、なぜか漢字まみれのボタンとの睨めっこを要求されます。


6.トイレのコントロールパネル



同じく実家にある、トイレのコントロールパネルです。

国内家電 UI デザイン 使いづらい


毎回使う「大・小」の流すボタンよりも「おしり・ビデ・停止」ボタンの方が大きくデザインされているのが気になります。

ボタンのサイズだけでなく、中央に配置されていることから「おしり・ビデ・停止」ボタンがあたかも主役の座についているかのようなレイアウトです。

さらに赤色になっている「停止」ボタンが、

私はこのトイレで最も重要な存在なのだ。

と主張しています。

デザインが便器の本質から遠のいて行っているような気がしませんか?
目指す先は「尿意の停止」でしょうか。

便器の意味!


そして下の方に細々と配置されているボタン類も、普段触るものではないことを考えれば「見えすぎ」です。


というわけで簡単に代替案を作ってみました。

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細かい機能設定はすべて上部のカバー内に格納で、
「流す」を中央にドーンと配置しました。大か小かは人間じゃなくて機械に判断させればいいと思います。

「パワー脱臭」は「とりあえず流してから」判断すればいいと思ったので流すボタンの下に。
電池交換はバッテリーアイコンを赤色で点滅させればいいんじゃないですかね?

「洗浄の強さ」は「止」から各ボタンに向かって光るメーターを取り入れ、「おしり・ビデ」ボタンを押すたびに強くなっていくようにすればいいでしょう。
そして「止」ボタンで一発停止です。



7.サーキュレーター



お次は僕が使っている安物サーキュレーター。 このサーキュレーターはすごくシンプルですが、すごく使いづらいです。

その原因部分がこちら。

IMG_5583


使いづらさの温床は、羽の下に隠れぎみな位置にあること、
そして首ふりの有無それぞれ3段階(計6段階)が1つのダイヤルにまとめられてしまっていることです。

例えば、現在の設定が「首ふりOFFの1」とします。
風量1を維持したまま「首ふりON」にしたい場合は、
ダイヤルを回して「2→3→首ふり1」か「首ふり3→首ふり2→首ふり1」と巡回しなければならないのです。

巡回の途中で風量が強くなったり、首が回りだしたりするのは結構なストレスです。
しかも1つの目的地に対して、2つの経路があることが余計な迷いを生じさせます。

このケースでは、単純に横スライダーと首ふりボタンに役割を分離すべきだったと思います。

国内家電 UI デザイン


8.祖父母が使っていた電気ストーブ


最後は電気ストーブです。
祖父母が洗面所用に使っていた電気ストーブですが、「いかに使いづらいか」を如実に表す良い例でもあります。

なぜなら祖父母がマジックペンとガムテープでその電気ストーブをアレンジしていたからです。笑

その写真がこちら。(いい写真が残っていませんでした)

IMG_0325 のコピー


その後僕が使い始めたときにガムテープを剥がしてしまったため、残念ながらそれは写っていません。

絵で再現するとこんな感じで、ガムテープを中央で折り、ツマミとして機能させていました。

ストーブつまみ


このストーブはてっぺんのトンガリ部分を回して使うシンプルなタイプですが、
その回す部分がツルツルしていて回しづらいのです。
(冬は手がカサカサで滑りやすいのでなおさら)


もう1つの欠点は「そのツマミが今どの位置にあるのか」が視覚的に分かりづらいことです。

・回転ツマミの照準が数ミリのデッパリのみ(色もなし)
・強さを表す印字が「1000w」「600w」という表記
・印字そのものが小さくて黒い
などなど。

そこで祖父母はその下に「高・中・切」とマジックで書き足したのです。

国内家電 UI デザイン


僕の祖父母の方が企業人よりデザインセンスあるかもしれません。

このストーブはUIデザインとしては最悪で、しかも暖房器具なのに本体カラーがなぜか寒色の青と、
分析すればするほど理解できなくなってきます。

(※ このストーブは小泉成器とサクラクレパスとのコラボ商品で、クーピーペンシル風のデザイン・カラーリングを意図したものだそうです。つまり、青色は多色展開のひとつにすぎないため、問題点ではありませんでした。コメントにてご指摘いただきました。)


絶望的なまでに使いづらい



高機能になるとボタンを羅列するレイアウトが多いですよね。

この事実から、1つの機能を持つ1つのボタンを「個性」と見ると、
日本人は「個性をつぶした画一化のデザイン」をする傾向にあると言えます。


そして、
「選択肢が多いほど心理的に負担がかかる」という事実がありますが、
これら酷いUIデザインの家電は、僕たちから思考のエネルギーを余分に、そして知らず知らずのうちに奪っていきます
それも毎日です。

これは誇張しているのではなく、普段意識しない部分に着目しているだけです。


悪意がないにしても、ここまでUIデザインに無頓着なのは罪とさえ思います。

ちなみにUIデザインに問題のある製品は、全体的な見た目もダサくなる可能性が高いです。

なぜなら全体の調和が崩れるからです。


洗濯機に挫折したと言いましたが、説明書を読みながらやればちゃんと使えると思います。
しかしそれが家電のあるべき姿なんでしょうか?

洗濯や調理、室温の調整など、本来の目的を円滑に達成させることが家電の目標だと思うんですが、
日本の家電はそれとはほど遠いところにあるように感じます。


それに対し、欧州には秩序を保った美しいUIデザインの洗濯機が存在します。

IMG_5578


このような家電が日本の大手メーカーから登場するのはイメージしづらくないですか?

この製品をデザインをする人たちが「からみまセンサー」を製品に(しかも前面に)貼り付けると思いますか?



国内メーカー、結集!



この記事で取り上げた製品のメーカーは
東芝、パナソニック、三菱エレクトリック、日立、ヤマゼン、アイリスオーヤマといった誰もが知る大企業ばかりです。
(見事にかぶっていませんでした!)


1つや2つの小規模メーカーだけならともかく、国内メーカー総出で使いづらいモノを生み出し続けているのはさすがに異常ではないでしょうか。

文字通り「絶望的」です。

表向きは便利さ・快適さの提供を演出していますが、消費者からお金を取ったあとに提供しているのは煩わしさそのものです。


なぜここまで酷いデザインに帰着するんでしょうか?


僕が一つ思うのが
「ソフトウェアを軽視したハードウェア優先の設計」です。

iPhoneが携帯電話からボタンを取り払ったように、ソフトウェアには物理ボタンを減らす力があります
ソフトウェアを中心に設計すれば、物理ボタンは最小限で済むはずです。

なぜなら、Aというボタンに”どのタイミングで・どんな押され方で・どんな機能を発動させるか”をソフトウェアなら判断と指示ができるからです。

タッチスクリーンであれば、ボタンそのものを自在に変化させられます。


しかしハードから設計してしまうと、一つ一つの機能に物理ボタンを割り当てることになり、
先ほどの高機能な電子レンジのように、ボタンまみれの外見になってしまうのではないでしょうか。

少なくとも日本人は目に見えないソフトウェアを軽視するという事実はあります。


しかしこの見方はタッチスクリーンでのUIの問題を説明できませんし、
安物サーキュレーターのようなごく単純なデザインの説明には使えません。
つまりソフトウェア云々以前の話で、もっと根本的な問題があるはずです。



使う側にも問題がある



問題は僕らユーザー側にもあるように思います。


消費者が家電の使い心地に対してもう少し厳しい目を持っていたら、
使いづらい製品はここまで多く生き残れない
と思いますし、この低いUIデザインレベルが「当たり前のように」蔓延したりしないはずだからです。

こういうヒドいものがたくさん生き残っているということは、ちゃんと買われているということで、
使う側がこのヒドさを認めていることに他ならないと思うわけです。


メイド・イン・ジャパンを信仰する大人もいたりしますが、
それはバブル期の栄光を引きずっているのではないでしょうか?


そして更に突き詰めると、作り手も「家電の消費者」そのもので、
「低いデザインレベルを見て育ってきた」ということになります。

となるとこれはもう悪循環の成立であり、企業レベルの問題ではなく、社会レベルの問題じゃないかということになってきます。


いや〜、恐ろしくなってきましたよ僕は!


このデザイン的な使いづらさは取り沙汰されないだけで、かなり深刻な問題だと思います。
というより話題にならないからこそ深刻なのでは?

作り手にとっても使い手にとっても当たり前すぎて、もう話題にする価値すらないのかもしれません。

例えるなら、

「ねえ、なんでみんなLINE使ってんの?」
「は?いまさら何言ってんのお前」

みたいな感じでしょうか。
もしくは、死ぬときに当たり前のように墓石を建てるようなものでしょうか。

気付いたらそこにある、かけがえのない常識です。



ある物理学者は「文化」についてこう言っています。

『「文化」とは、人間が獲得し、何世代にもわたって受け継いできた知識をひとまとめに表した言葉だ。群れを成して泳いだほうがいいことを個々の魚が発見する必要がないのも、仲間といっしょに狩りをすることをオオカミが知っているのも、「文化」のおかげだ。』

これから考えられることは、
国内家電の使いづらさ(=日本人のデザイン感覚・美的感覚の低さ)は近代日本の「文化」そのものだということです。

『日本人各々のデザイン感覚が育まれることがないのは「文化」のおかげだ』
って解釈できますよね(笑)


「なんでこんな使いづらい洗濯機使ってんの?」

と聞いたところで、相手の頭上に「?」マークが浮かび上がるのがオチです。

むしろそんな質問をした側が「おかしい」と思われかねません。
(それ以前に、使いやすい洗濯機がこの国には存在しないのでは?)


かの福沢諭吉は有名な『学問のすすめ』で、「国民」と「政府」の関係についてこう述べています。

『こは政府の苛きにあらず、愚民のみずから招く災なり。愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり』

前に述べた「使う側にも問題がある」というのは、この理のことを指しているわけです。
この論理はなかなか腑に落ちないとは思いますが、要は「類は友を呼ぶ」ようなもので、
政治だろうが家電だろうが、それらのクオリティを生み出すのは「サービス提供者」だけでなく「サービス利用者」にもあるということです。

言い換えれば持ちつ持たれつの関係で、お互いがお互いをがんじがらめにしてしまっている状態です(これはAmazonと楽天の最大の違いとも言われています。つまり、Amazonの顧客の方が質が高い)。


特に多くの大手国内メーカーの経営者が、問題を潰したい起業家ではなく、義務的なサラリーマン上がりであれば、この論理はなおさら効力を発揮するはずです。
この「絶望的な使いづらさ」は、自分たち日本国民が「みずから招く災い」というわけです。


世代を超えて受け継がれ、各々に根付いてしまっているのであれば疑問すら湧かないのが普通であって、いわゆる「消費者の頭の悪さ」を指摘したいとは思っていません。


この厳しい状況は「デザインの教育を徹底する」程度では解決不能な域に達していると思います。
例えるなら「真夏のアスファルトをバケツの水で冷やそうとする」ようなもので、文化にことごとく影響を与えるような「歴史的な転換点」のようなものが必要なレベルではないでしょうか。

さらに言えば、この国はG7という先進国トップ7に君臨する国です。デザインよりも安定性がとりあえず追求される高度経済成長のような時代はとうの昔に終わりました。
高機能性も、もともと専門性の高い「家電」という存在には詰め込まれすぎているほど発展しています。しかし国内メーカーの多くは「使い心地」という次のステップへいっこうに進む気配がありません。



iPhoneやダイソン掃除機のように、海の向こうから黒船がやってくる度に日本の使いづらい製品は淘汰されるかもしれません。

軸のない文化やアイデンティティーは駆逐される運命なんでしょうか。


ただ、GreenFanなどで有名な「BALMUDA」のようにシンプルで美しい家電を作る、熱意のある若手メーカー(2003年設立)も出てきているので、そういったメーカーには期待したいです。

しかしそれでもなお、老舗の大手メーカーは使いづらい製品を生み出し続け、消費者は文句も言わずに買い続けるような気がします。



(※ 下部のコメント欄も議論で白熱しています。ぜひご覧ください。)


追記1 2017/07/15



何が引き金になったのかは分かりませんが、記事公開から1年以上経って、Twitterのトレンド「日本の家電」の起爆剤になったようです。
(一時的なサーバーの負荷で何度再読み込みしてもページを表示できない状態が何時間も続きました。)

「海外家電との十分な比較がないのに『日本の家電は〜』と言えるのか」という反論が散見されますが、たとえ欧米の家電の多くが日本の家電と同じように使いづらかったとしても、「日本の家電の平均的な使いづらいさ」が無かったことになるわけではありません。

さらに国内家電のUIが使いづらいものばかりであることは「家電のあるべき姿」「人間の生物学的な特性」の2点を問いかけて分析すれば十分見出すことが可能で、海外家電と比較しないと見出せないことではありません。
このようなことから、本記事のタイトルから「日本」を省く必要はないと思います。

また家電に限らず、日々日本製のUI(ヤフオク、求人サイト、業務用プリンタ、デジカメ、公共機器etc)を観察していれば、日本人集団が生み出すUIデザインがボタンまみれで、平均的に煩わしいことは(本記事のように)少し指摘すれば多くの人が簡単に気づけてしまうほどの度合いの強さです。

しかしこれに対し同じ日本製でも、任天堂をはじめとするゲーム業界はもともとUIデザインに神経質なのもあって、家電などと比べてUIデザインはよくできている方ではないでしょうか(ニンテンドースイッチは良い例で、ソニーもPSX向けに開発したクロスメディアバーでグッドデザイン賞やエミー賞を受賞しています)。

ついでに言えば、たかが趣味的に書いて無料公開している一記事のためにダイソン以外の欧米の家電と一つ一つ比較するほどの労力を注ぐ気も要求される筋合いもありませんが、
しかしちゃんと「代替案」をテキトーながらも自分でデザインして提示しているので、意見としては真っ当な姿勢だと筆者は考えております。

また、当記事で意見を述べることの意義は「社会の思考に意味のある刺激を加える」ことであって、「どこの誰もが読んでも納得・同意できる隙のない100%完璧な考察をする」ことではありません。
(たかが一万字程度のブログ記事では物理的に実現できませんし、そんな人間が世の中に存在するとも思えません。)

「ダイヤルがなんちゃら」「代替案が〜」という細々した部分は実際はどうでもよく、そこが当記事の本当の論点ではありません。


意見を述べることそれ自体に不満タラタラな反応を示す方も多く散見されるので、
ついでに書籍『天才と異才の日本科学史』にある一部分を引用しておきましょう。

日本人同士となるとこうはいかない。自分の研究を批判されると、すぐに「面子をつぶされた」とか、「恥をかかされた」と感じる。日本人は冷静客観的に科学的議論ができず、死ぬまで闘う。(中略)
論理学は明治時代西周(にしあまね)の翻訳により誕生した言葉であり、アリストテレス以来、西洋の伝統的な知恵である。
日本人には全く無縁であった上に、論理学に基づいて討論したことがないから、論理学も討論もその価値を実感したことがなく尊重もできない。したがって、日本では科学者も論理的に討論する事が苦手だ。私たちは日本独特のウェットな人間関係の中で育ち、科学的討論の場でも感情的になったりする。



これは自分たち日本人のデザイン・美的センスの欠如以上に致命的な弱点だと僕は考えています(美的センスは日本民族はもともと持っているものだと思いますが)。

なぜなら前向きな議論・討論ができない集団は自分たちで軌道修正ができず、世の中の変化に柔軟に対応できず、結果、終末へ向かって歩みやすくなってしまうからです。

さらに、意見が出てこないということは、思考に刺激を及ぼす(思考のレベルを高める)機会の損失を招き続けます。
思考に刺激が少ない「画一化」が支配するところでは、その集団の知性・判断力・精神年齢は相対的に低下し続けることになります (長期的には波形を描く) 。
そして「愚民」の度合いが強くなるほど、「苛き政府」の度合いも強くなっていきます。
かくして「終末への道」は不動のものとなるわけです。

(ちなみに日本人一人当たりのGDPはついに韓国に抜かれ、成長率は先進国最下位にまで転落しました。)


惑星から気候、動植物、自分たちの持つ性格に至るまで「多様性のみ」で成り立っているこの世界において、「他と同じであることこそ美徳」という価値観は、自然の在り方に反します。


ところで江戸末期、なぜペリー提督の圧力がかかるまで開国できなかったのでしょうか?

敗戦後、なぜGHQによる立て直しのメスを入れられるハメになったのでしょうか?

なぜ現代日本人は未だに、失われた20年の経済不況を25年前後も立て直せないままなのでしょうか?


議論・意見を尊重できず、物事をうまく評価・考察できない日本人集団は、自分たちで方向転換する能力を持っていないのです。
外国人に軌道修正してもらったとしてもその場しのぎに過ぎず、自分たちの心の根元の問題までは直せていないため、また同じことを繰り返す。


明治の開国からもう150年。
あえて強めの言い方をしますが、
日本人はそろそろ、己らの心の内奥に根付く「辺境の島国で育まれた時代遅れで有害な精神主義」という"真の弱点"を自覚せねばなりません。

現代日本人の心にはまだチョンマゲが乗っかり、フンドシを履いているのです。


格好の事例として当記事に対する反応がまさにそれで、意見を述べると男女関係なく
「まあ!なんてハシタナイことをっ」
とでも言うかのように意見者を力づく(不満・怒り・憎しみの感情)で片付けようとする態度がよく見受けられます。
ちなみに筆者はその「越えてはいけない壁」を承知で、あえてブチ破っております。
本当に有害なのは意見ではなく、その壁です。

その不合理な精神主義をなんとかしない限り、自殺や過労死もいつまで経っても歯止めがかからないのではないでしょうか。
歴史的なリセットという点でも自殺・過労死という点でも、その不合理な精神主義は「無駄に死者を生み出す精神主義」なんです。


自分は預言者でもなんでもありませんが、
"因果"が支配する自然の法則下においては、そのような誤った態度のツケは必ず、自分たちのところへ回ってくるでしょう。




さて、コメント欄にて丁寧なご意見をたくさんいただき、本当にありがとうございます。たぶん僕が一番勉強になっているかもしれません(反面教師含む)。
実際にプロダクト作りに関わっている方々にも刺激になったようで、それだけでも本記事を書いた甲斐がありますし、非常に有意義だと感じています。

いただいたコメント数が多すぎるので、追記にて返事とさせていただきます。


「ここのブログUIが使いづらい」という皮肉を含む反応もいただきますが、
ブログ運営は本業ではありませんしウェブプログラミングも達者ではないので、黙認済みの「手抜き」です。特に筆者の使用機器はもっぱらタブレットとパソコンで、スマホからは滅多に当ブログを見ないので、スマホには余計に気が回っていないことは、はっきり述べておきます(いつか気が向いたら手入れする予定)。

ちなみに5インチ程度のスクリーンサイズは、情報リテラシーの観点では脆弱な側面があります。
一度に表示できる絶対的な情報量が、致命的なほどに少ないからです。


それはさておき、あとは当記事を踏み台に、真剣に反論したい人が海外家電との比較や、より良質なデザイン案をともなった記事を書くなどして不特定多数へ発信すればいいのではないでしょうか。

コメント欄にて丁寧な意見をいただけるのも個人的にはありがたいわけですが、長文に向かず画像なども使えないコメント欄で議論するのは不毛だと感じました(相手が作り手の立場の人ではないのであれば特に)。

筆者個人に向かっての意見よりも、ブログや書籍を通しての意見の方がより生産的だと思います。
特に作り手の立場の方であれば、1記事2記事分くらいの考察はそう難しいことではないはずです。
(ツイートやコメントでちょろっと反論するのはスキル的にも精神的にも圧倒的に楽なもので、1万字に対して数百字なんてのは対等な反論・議論になりません。)

そのような意気込みのある人がいるのであれば、反論かどうかに関係なく筆者としては嬉しい限りです。


追記2 2017/07/19



さらに素敵なご意見、情報提供をいただけて筆者も感服しています。

当記事では問題点ばかり挙げているせいか「筆者は日本人嫌い」という印象を一部の人に与えてしまっているようです。

しかし僕は日本古来の「美」「高度な精神性」に強く惹かれており、散歩がてら神社の様式を観察しに行くほどで、
日本語が持つ潜在的な柔軟性や、西洋のサイコロにはない日本のサイコロの目が持つ自然美などの素晴らしさも認識しており、また千利休といった偉人たちの思想にも感銘を受けるなど、「日本人嫌い」どころかむしろ「日本通」なところがあります。
(ちなみにiPadのロックスクリーンは日本庭園です。)

日本には優れた文化、食事、自然などがあり、外人が持っていない精妙な感性と精微な技術力を持ち、時代問わず国際的に活躍する幾多の個人も輩出するなど、日本人であることに誇りを持っています。
日本人は個人としての能力は比較的高いとも思いますが、当記事の後半で指摘しているのは「集団としての弱点」です。

また、デザイン・美的センスの欠如は「明治以後の近代日本」、意見を尊重できない点は「島国全体が村である日本」と、弱点といっても出所が違うので、決して日本人全体を否定・批判しているわけではありません。

"意見"というのは「仲間・協力関係」だからこそなされるものであって、「敵対視・ケンカ腰」でなされるものでもないと僕は考えています。

もし本当に日本人が大嫌いであれば代替案は示さずに「ただの批判」で済ませるどころか、当記事を書くことすらせずに「見て見ぬフリ」をします。
問題点指摘と提案をしてしまったら、相手の役に立ってしまうからです。
(ちなみに国内マスメディアの得意技は「見て見ぬフリ」のようです。)

さらに言えば、「負の感情」は理性を屈服させてしまうので、感情的になっている時点で「議論・討論」は成り立たないはずです。




さて、コメントにて特に興味深いと感じた情報を一部ここで挙げさせていただきたいと思います。
まずご紹介いただいたこちらのTogetterのまとめページ「ゲームプランナーから家電業界のプランナーに転身した友人の感じたこと」

そしてフリーランスのデザイナーさんの現場でのお話を全文ここで引用させていただきます。

私はフリーランスのデザイナーです。
日本の地方や零細のクライアントや代理店は、デザインとは自分の子供でも出来るお絵描きだと思っており、それにお金を使うと言う発想がありません。
結果全てが近所の商店のチラシレベルになります。

そして大手代理店やナショナルクライアントでも、デザイナーに求められるのは肩書きと過去の実績、そして最も重要なのは担当者と気が合う事で、デザインそのものはあまり語られません。

一番分かりやすいのが、仕事をする時に代理店と一緒にクライアントに行くと、日本のクライアントは代理店と優先的に話をします。気心が知れているのと、制作は誰でも良い出入りの業者的な扱いになるので代理店から聞いておけと言う感じになります。クライアントに会わないことさえ多々あります。
(尚、有名人はこの限りではないので日本のデザイナーは自身が有名になる事を目指します。)
しかし外資の企業と仕事をして、ヨーロッパやアメリカの本社から担当が来ている場合は、代理店担当者は繋ぎでしかなく、デザイナーと直接話したがります。そして世界的に有名な企業の上層部でもかなりのリスペクトを持ってデザイナーと話をしてくれます。そして成果物に対する評価や議論も本気でぶつけて来ます。
20年以上仕事をしていますがこれは100%毎回です。

現代の日本人は無形のもの、数値ではなく主観でしか評価できないものに対する結論付けが出来ないのだと思います。

更にここに社内政治が出てきます。
日本、特に大企業、では偉い人の機嫌を良くする事が良い物を作る事に優先されます。
開発部門の本部長が次期社長候補であったりすると「からみまセンサー」と彼の呟いたダジャレを「素晴らしすぎてデザインに組み込ませて頂きました」と言う方が、良い物を作るより担当者の出世が早くなるので、デザイナーにそう言う指示が落ちて来たりします。
それらは大抵デザインに致命的な打撃を与えるので、その時点で良い物を作ろうと言う思いは全員の心から消え、どう皆の機嫌を取り次の仕事に繋げるかに心がシフトします。

これは国民性なのでメーカーだけでなく、クリエイティブ全般で同じだと思います。
才能もセンスも欠片もない10代男女が出した楽曲が成果物のレベルに関係なく、頑張って努力しているので応援したいと言うモチベーションで売れたりします。

クリエイティブにおいて最終成果物の出来に関わらず、過程の評価で売れると言うのは世界でも日本独特の現象です。
なので世界において日本で評判の若い芸能人の楽曲が、奇異と言う事以外で、売れる事は絶対にありません。
でも日本ではそれで良いのです。

その辺りも鑑みると、このヒドいUIは開発部と宣伝部、製造部門など全員の納得を得た完璧な、そして絶望的に無駄な、社内調整や仲の良い代理店が手配した立派な経歴を持ったセンスのかけらもない、または希望を失った、デザイナーなどが作り上げた、誰もが納得できる過程を経た、という究極に日本的なデザインなのではないでしょうか。



このように広い視点で、なおかつ高い洞察力から来る意見が日本語で出てくるのは非常に貴重なことではないでしょうか。

このデザイナーさんの経験談・ご意見・お考えを引き出すことができたのも、当記事の大きな成果の一つだろうと感じますし、
同じ現代日本人として、客観性をともない優れた洞察力をもつデザイナーさんがいらっしゃることを確認できると本当に嬉しくなります(お偉いさん方に疑問を抱く芸大生さんや、URLを貼ってくださる方々などに対しても同様です)。

意見や議論を当たり前のように尊重し、こういった意見が当たり前のようにあちこちで出るような日本社会がいつか実現されることを願っています。


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ご不便おかけしますが、気づき次第承認させていただきます。

みなさま、本当にありがとうございます!




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日本の家電の「絶望的な使いづらさ」について」への174件のフィードバック

  1. とりあえず、
    こういう人は取扱説明書を
    見ようか。

  2. 海外のUIが優れてる例を示してとコメントしたら消されました。単に日本企業を叩きたいだけなのでは?

  3. 同感です。私は国産の固定電話で留守電設定と着信拒否設定が直感でできず難儀しました。その後、マニュアルを見たのですがそれでも、前提条件がたくさんあり、すんなりとはいきませんでした。シンプルな固定電話が欲しいという欲望は私も常々思っています。家電の他にも車も複雑なインターフェースが流行っていて、愛着も何もありません。特に運転しながら操作するという概念がないがしろになっているなと、エアコン関係の操作で感じます。

  4. 全く、全く同感です。
    こう言ったものは、直感的に使えないとダメです。
    使うたびイライラしますね。
    myアホは、SHARPとiPhoneダントツですわ。
    SHARPのDVDリモコンとか、気が狂います。
    人間工学上、次に指が行きにくい所に次に押すべきスイッチがあったり。

    もっともっとこの問題盛り上げて下さい

  5. 「子どもの事故を防ぐ」の観点はもう出てますか?
    洗濯機、扇風機、ストーブ、電子レンジ……どれも小さい子どもの誤った操作で事故が起こりやすかった家電です。「簡単には操作させない」ことも必要だったのではないでしょうか。
    「誰にでも使いやすく、しかし事故は未然に防ぎ、コストもかからず、機能も妨げない。」
    そんな家電が出来るよう、研究者・メーカー・消費者で意見の交換しやすい社会になるといいですね。

  6. 初めまして。全自動洗濯機はウィークリーマンションにも設置されてて、んー、と考えちゃったことがありますね。結局、無難に使えてしまいましたが。
    電子レンジの解凍・温めがバタフライでないのは、接触不良を避けたんじゃないかと思います。ダイヤルだと内部で擦れて接点が磨かれますから。
    あとはバリエーションモデルで解凍・500W・800Wといった中間設定が選べるモデルとの金型共用。
    それから多様な指先(リウマチからデコ爪など)。

  7. UIどうこうじゃなくて、原因が株主や上司側にあるような気がしないでもない。
    新しい機能がないと売れない(と思い込んでいるし、実際広告する際はウリが一つくらいあった方が楽)。だからゴテゴテといるかいらないか現場で判断できないような機能だけが増えていく。その雪だるまの末がこれなんじゃないかな、と。

  8. 現状に不満があり、デザインで改善できそうなところが多々あるのも同意するが、改善案がどれもこれも使いやすそうに見えないので説得力が損なわれている。
    たとえばサーキュレーターの改善案はどうやったらスイッチが切れるのか…?

    あと日本に限った話じゃないよねこれ

  9. 欧州のものはおしゃれで使いやすく作ってあるのに決まっているのに、はてブとかの人達はよくわからないことを言ってますよね!私も著者(Fumi?)さんと同じ考えです!日本のはダサい、欧米、ヨーロッパのものは良いって素直に従っておけばいいんですよね!私たちチーム思考停止マニュアル読まないクルクルパー団が正しいに決まってますよ!

  10. 深く感服しました!!!!!!!
    全日本人にこの記事が届いて欲しいです

  11. 苦もなく使えますし、新しいのを買っても問題ないですし、ダイヤルをスライダーに変えても、あんまり変わらないと思いますよ、同じですwww
    日頃考えて使わないから、その家電の、「お約束」とか「法則」がわかっていないから使えないのですよ。
    上の写真も見ましたが、この機種の説明書は読んでませんがほぼわかります、
    わからなければ、一度説明書読んでみればわかるのでは?(日立の説明書はわかりにくいですけどw)
    ダイヤルは、機械のスペース的にいいのではないのでしょうか、それとデザイン。
    外国産の家電は、昔結構使いましたが、おおむね使いづらいですよ。
    なぜかというと、日本人の感覚とずれているからというのと、
    日本の家電は省スペース化されて小さいので、ダイヤルなどの配置に苦労されているのでしょう、大変コンパクトに必要な機能が配置されています。
    外国のはおおむね大きいので、ボタンのスペースも広く、無駄な位のスライダーとか、適当な配置そしてその国の人の直感で扱える、使いやすい配置にされています。
    なので日本人には使いづらかったりします。
    日本の家電は日本人の直感で使えるようになっています。
    常に使っていくと、手の動き物を持ったままでの操作により、その配置は、絶妙な感じで配置されているのに気づくこともあります。
    また、家電黎明期からの、制作側の試行錯誤で、配置されてきた歴史というのもあり、子供の頃から使っているうちに、日本の家電の「お約束」が浸透していると言う事もあると思います。
    それでも家電を選ぶたびに、色々無駄なものもありますが、使いやすく、わかりやすくなっているのを感じます。
    とりあえず日々使ってみるといいのじゃないでしょうか。
    家事を日ごろからやっていればすぐわかることです。
    パソコンも日ごろから使っていけば判る事が沢山ありますよね、そういう事です、同じですよ。

    あなたの言ってることは、なぜキーボードの配列は50音配列でないのか、日本人なんだからわかりやすいように50音で並べろ、といってるのと同じだと思います。

  12. 家電売り場の商品ディスプレイってむき身で置いてあるじゃないですか
    だから本体に機能をプリントしないといけないんだと思いますよ?
    それからあなたは家電音痴なんですね
    そういう人にも使いやすくするのが本来なのかもしれませんが
    というかなぜわざわざ使いにくいUIのものを使っているのか
    探せば使いやすいもの自分に合ったものがいくらでもあると思いますよ
    トイレにしたってそうですあんなデザインのものよく見つけてきましたね
    自分の周りのものは代替案に近いような「普通の」UIでしたよ?
    温めスタートって書いてあるのに温めスタートを押せばいいとわからないのはなぜ?
    どれだけ温めればいいのか勝手に判断してくれるのに
    電源入れてスタート押せば動くと思わないのはなぜ?
    それだけで洗濯ができるようにプログラミングされてるのに
    設定しないと動かないと思うのはなぜ?
    全部自分が決めないと気が済まないのですか?
    普通の人はとりあえずスタートだけ押すもんですよ
    そんで細かい設定したかったらほかのボタンを使うんですよ
    なんでしょっぱなから細かい設定をしたがるの?
    そのくせトイレの大小は機械が判断しろっておかしくないですか?
    そっちのほうが無理ありますよ
    ワンプッシュで快適にそれも無理
    だからボタンがあるんですよ
    どんだけ未来にいってるんですか
    あなたの言っていることを実現しようと思ったら機会が人間の思考を読まないと無理だと思いますよ
    それからたくさん反論されて顔真っ赤になるのもわかるんですが
    追記で書かれてるようなことを書くのはみっともないですよ
    最後に別に日本のUIが優秀で素晴らしいものだと言っているわけでもこのままでいいと言っているわけでもなくあくまで筆者個人に対する意見なので悪しからず

  13. すみません、まだ全部読めてはいないので既出であったら恐縮なのですが、私は、国産UIに文字が多いのは、識字率の高さと関係があるのでは?と考えています。
    識字率は高いものの、ピクトグラムから内容を想像する能力は乏しく、文字、文章での「直接的表現による」コミュニケーションが異様に進化した結果、「それのみが書き手と受け手に共通理解可能なものである」、と認知されているように感じます。

    それが家電のみならず、自販機、看板、マニュアル…あらゆるものに要求されていった結果が、いまの日本のUIデザインではないでしょうか。

    あまりに文字が優れているがために、いわゆる感覚的なデザインでは、正しい共通理解を、文字より広く得られるか、怖い面もあります。
    代案があるかというと困難で、日本向けは、やむをえず文字に頼らざるを得ない部分が大きいと実感しております。

  14. 仰ることにほとんど同意です。
    電子レンジの弁当温めボタンとか、コンビニ用ですか?と。ダサいし、なんだか配慮以上におじさん目線の単身者への偏見を感じます。
    どうせ一人暮らしなんてコンビニ弁当かカップ麺でも食べてんだろ、と。私の父も同じようなこと言いますし。
    もしくは技術の誇示?

    どちらにしても、日本語が読めて使い方を理解しなければ基本機能も使えないデザイン、このグローバル化と少子化の中で淘汰されてしまいそうですね。

  15. この話題、社会全体で共有したいことは、
    ・UIデザイン次第で使いやすさは大きく変わるということを認識し、
    ・生産者は使いやすさを追及する姿勢を持ち、
    ・消費者はより使いやすい商品を選ぶようにして淘汰圧を掛けよう。
    ということですよね。まったく同感です。この意識が共有されたなら、
    あとは生産者側が頭を使って個々の製品を磨き上げてくれるはずですから、
    個々のスイッチの使いやすさなどをここで論じる必要はもはやないですよね。
    こんなコメント欄に来て些末なことで喧嘩している人たちは、いったい何がしたいのか?

  16. >「流す」を中央にドーンと配置しました。大か小かは人間じゃなくて機械に判断させればいいと思います。
    こうやって自分に有利な条件を作るのが卑怯だな。
    条件変えて俺のデザインドヤァ、ってやっても意味ないでしょ。

  17. 数多くの要求を低コストで実現している安物家電には頭が上がりません。

  18. 電機ではないメーカーでマーケティングにいた者です。
    旧モデルからの買い替えを考慮した場合、新機能の操作を旧の上に積み上げる発想になってしまい、九龍城になってしまうケースがあるかもです。
    社内的には、新しくUIを考え直すより簡単に出来て、既存顧客に配慮したと説明もつく…
    まあ完成品の使用感を確認せず机上で済ましてしまう悪い例ですが。
    あとは、コスト下げる為の部品の共通化、使い回しもあるかもしれませんね。

  19. 面白かったです。
    多機能ってことはそれだけヘビーユーザー向けなので、分かってる人間なら使いやすいデザインなのかもしれませんね。レンジのいろいろなメニューとか。温めさえ出来ればいいと思う人間からすると、半分以上が使わないボタンで構成される使いにくすぎるUIですが。
    最初に買うのに向いている優しいUIは少ない。

  20. 面白い記事ですね。同感です。
    自分は工業系の学校を出ており機械的アレルギーは無いし車の整備も自分でやりますが、最近の家電で直感的にスイッチ操作ができずに使えなかった経験があります。
    当然、取扱説明書を読めば理解できると思いますが、単純な機能に対して説明書を読まなければ使えないのはメーカーの傲慢だと感じています。

    既出かもしれませんが、パソコンが出始めた時のMACとWindowsの関係に似ていると思います。
    使用者に必要以上の操作を求めないMACと細かい設定が求められるWin。
    私はWinの方が好きですが、家電にはワンアクションで直ぐに動くことを望みます。

    それと、この記事を示唆に富むものと受け止められない偏頗な方々はかわいそうな人生を歩むのだろうなと。

  21. 楽しく、また考えさせられながら読ませていただきました。
    素晴らしい考察だと思います。
    私としては、
    引用なさっていた
    ーーー 日本人同士となるとこうはいかない。自分の研究を批判されると、すぐに「面子をつぶされた」とか、「恥をかかされた」と感じる。日本人は冷静客観的に科学的議論ができず、死ぬまで闘う。(中略)私たちは日本独特のウェットな人間関係の中で育ち、科学的討論の場でも感情的になったりする。
    という意見もまた日本人から発せられていることに、一抹の希望を感じていることをお伝えしておきます。

  22. 面白く読ませていただきました。
    温水洗浄便座のトイレの部分について、わたしはこんなことをいつも感じていました。

    洗浄の水の強さを表示、あるいは調整する機器のデザインが、最近になればなるほどそれがわからない。たとえば、これからおしりを洗おうとボタンを押すと、どれだけの強さの水が出てくるのかわからない。逆に、「痛っ」というくらい強い水が出てきたことが。

    最初から、「これから出てくる水の強さはどれくらいなのか」が表示されていて、水を出す前にそれが調整できることになっている、というのが望ましいと思ってます。

    このことをブログに書いて、いくつかのメーカーにも問い合わせたら、LIXILさんから「貴重なご意見ありがとうございます。その部門に確認したら弊社の製品はそれらができるようになっているとのことです」と回答をいただきました。

    わたしはLIXILの回し者ではないですが、いち消費者の声を聞いて返事してくれるのもありがたいです。

  23. あなたのUIに関する考察に同感。
    これからは、機能はそれぞれの機械にあっても、インターフェースはスマホのアプリになるとかになっていくでしょうね。

  24. ライバルより多機能に見えた方が売れる。そのためにはゴチャゴチャしてる方がよい(一目でそれと分かる)。使う人よりも買う人のこと、家庭よりも売り場のことを考えて作られているのでしょう、「日本」の製品は。

  25. 注目すべきは、「日本のデザインこそが至上で最高」という意見がなかったこと。
    なるほど、日本は論理的な議論ができないというのは正しい。

  26. 説明書読まない病なだけだし、ひるがえって情弱なだけで、積極的に調べようとしない
    意識が低い人はそれなりのペナルティがあるのはしょうがないでしょ

    そんな面倒なことはしたくないのは洗った猫を乾かすために電子レンジでも使えば?

    1. 煽りが下手すぎwww
      取説がなければ使えない状態の時点でアウトでしょ。
      すべての機能を使いこなせる必要はないけど、初めて使う人にもある程度は使える状態にしていかなければならないよ。

      あんたWEBサービスでも取説あったら読むか???

  27. 洗濯機に関しては全自動より二層式の方が圧倒的に分かりやすくて使いやすいですよね

    独立した層毎にダイヤルがあって何を意味してるのかも分かりやすいです

  28. 全面的に同意です。
    昔、国産大手のサイクロン掃除機が自動フィルター機能付きだったんですが、掃除の途中で頻繁に止まってはフィルターを掃除し、その間は飼い主は掃除機がその作業を終えるのを待たねばなりませんでした。一人暮らしのワンルームもまともに一回で掃除させてくれない。しまいには、いま本体を開けて本格的なフィルター掃除をしろ、というモードが発動して、これになるとガンとして掃除(吸込み)はしてくれません。
    掃除をするための機械ではなく、技術者がフィルターの検知やモード設定をこだわりたいだけのナゾの機械でした。
    掃除をしたいのは私であり、機械に指示される覚えはないので蹴りを入れて捨てました。
    今はダイソンで快適です。

  29. デザインに対する優先順位が低い、軽視されてる
    コストやらメーカーの都合なんて関係ないし、既存のコスト削減以外を考えようとしてるのか
    考えた上で異なるベクトルでのコスト削減は本当にできないのか

    開発者の努力量よりも努力方向性の方が大事、その方向性を決めるのはもちろん開発者ではないが
    計画的陳腐化が機能追加ばかりなのも、リスクを最小化するために全機能詰め込みになるのもどこも一緒だね
    日本刀を作ってたくらいの日本人が、無駄なものを削ぎ落とした美しさが作れないとは思えない

  30. 洗濯機の表記ですが、電気屋で置く場合を考えると妥当ではないかと。
    商品を「使う」際には不要かもしれませんが、「売る」場合に結構重要だと思います。

    洗濯機は実物の展示を見て買う人がほとんどなので
    商品パッケージより、実物に記載されている方が買う方は良いですよね。
    というか洗濯機の商品パッケージを見るって面白い文章ですね。
    パネルのデザインもカタログを見る場合、白黒の並びや表記で商品を見分けられるのが容易になるので、買い間違いを防ぐ役割があるはずです。
    実際は違うかもしれないので、一度サポートセンターや電気屋に行って
    そこで疑問点を聞くといいです。
    その結果をお待ちしていますのでよろしくお願いします。

  31. 5年ほど使ってたスチームオーブン。
    ハンバーグから魚の切り身、サンマの塩焼き、てんぷら温め、肉まんの蒸しなどなど細部にわたってメニューがあって実際それを選ぶだけで大体は美味しくできてたけど、
    新機種になったらメニューが大幅に省略されてて全く使えなくなってた事例もあるので一概にも言えないんだよなあ。

  32. パネルに文句いうのに端から端まで写真撮ることが出来ないやつか

  33. UI/UXがダサい解りづらいのはその通りなのですが、ご自身で設計する立場になって考えると見えてくる物もあるのではないのでしょうか?「コレとコレとコレと…機能を解りやすく、この期間、この予算で」みたいな注文に対する解がアレなのではないかと思います。ホントはもっといい案を出しているのに、(センスのない)上司に却下されている可能性も結構高いでしょう。
    私はWebアプリの開発を公私ともにやっているのですが、UIは決められないです。仕方なく、取り敢えずこう!みたいになってしまいます。先人の知恵(アップルとか)を借りてもこのザマです。センスがない、文化的影響と言われればそれまでですが、滅茶苦茶難しいのです。
    UIは1日にしてならず、です。

  34. じゃあ世の老人の人たちがスマホをバリバリ使いこなせてるかというとそんなこたない(時間とともに徐々に増えつつありますが)ので、
    結局変に(?)UIを変えると、今まだメインで使ってる中高年齢層が逆に使いにくいからじゃないですかね。

  35. 小学生の頃、母親に洗濯機をかけて、と頼まれたものの
    ボタンが多すぎてどこから手を付けていいかわからん!と匙を投げたのを思い出しました。
    母親に教えてもらったら2〜3個のボタンしか使わない、他のやつら(ボタン)はなんなんじゃい!とまさに筆者様と同じ感想を持ちました笑

    しかし日本の家電が海外で人気をはくした一時代があったのも事実。
    海外製のテレビは逆にUIがシンプルすぎて使いづらいのがあったりするのも事実。

    だから日本のみならず、家電というカテゴリ全般的にデザインを見直す余地があるのかな、と感じました。

    自分はハード設計者ですが、ハード技術は頭打ちで今世に出ている物以上は作れないのでは、と思っておりましたが、この記事を読み、まだまだ改善の余地はあり、もっといいものは作れるんだと感じ、家電のこれからが楽しみになりました。
    これからの仕事にこの記事を活かしたいと思います。
    以上。

  36. 同感ですコレ。
    うちは最近リフォームしたのですが、電灯を天井に付く電灯そのもの形だけで選んだので、コントローラーの無駄なボタンの多さと分かりにくさにストレス感じてます。
    特に「おやすみ」という30分後または60分後に自動的に消灯するボタンがうっかり触りやす場所にあり、高齢の母が何もしていないのに突然電灯が消えるという怪奇現象にしょっちゅう襲われ悲鳴をあげています。
    中央の一番大きなボタンが明暗という明るさを調整する重要性の低いボタンで、あまりの分かりにくさに笑うしかありません。

  37. UIがひどいのは同意。
    ところでグーグルアドのリンクタグが壊れているのが気になって仕方なかったです。

  38. すごくわかります。
    買ったばかりの日立の最新ドラム式洗濯機、コース選択の真ん中に「手造り」←ほんとにこの漢字で!があるんですが、これって自分でお好みの洗濯時間やすすぎ回数を選んでキープしたコースなんですが、だったらこれが一番よく使うんだろうから、1番上にあったほうがいいと思いません?
    しかも「手造り」って。最初、ハンドメイドの手縫いか何かのデリケートな洋服を洗うコースかと思いました。
    カスタムとか、お好み、とかならわかりやすかったのに。
    また、乾燥の際に出るホコリが溜まるフィルターが洗濯機の真上。洗濯機上を収納にできない。
    性能はいいですが、使い勝手が絶望的です。

    最後に挙げられてたバルミューダはいいですね。扇風機と空気清浄機を使ってますがシンプルで快適。
    1度扇風機にリコールがあり無償修理を受けましたが、工具がなくてもかんたんに解体することができ、修理に出すのも非常に手を煩わせることがなかったです。優秀。

  39. 中堅アパレルの会社員です。
    筆者に全面同意!
    よく言ってくれたという思いです。

  40. 電話以外で難しい家電は見たことないです。要は価格帯じゃないでしょうか。日本のメーカーでイライラしたのはローエンドのもので中華OEMでした。扇風機程度でどうこう言ってるのはどうかなあ。文明社会の野蛮人だと思うのですが。

  41. 説明書を読まない人間に対してその機械が持つ機能を知らしめるには、物理ボタンにして機能名を明示しておく必要があるんじゃないですかね。店頭に並んでいるときは説明書なんかありませんから尚更です。
    機械が勝手に判断するのはおせっかい機能として嫌われる傾向もありますから、一長一短ですね。

    ウォシュレットのメイン機能はウォシュレット機能なんだから、真ん中で主張していて然るべきだと思います。
    おしりボタンを複数回押すと強度が変わるってのは知らないと分からず、単に機能が無いと思われてしまいます。ボタンの機能を変えて良いのは、ディスプレイで機能が変わったことを知らせている場合と、決定やキャンセルボタン、上下ボタンなどの別の機能で使っても意味が共通のボタンだけだと考えたほうが良いでしょう。
    停止ボタンは赤でしょう。掃除中などに間違った操作をした時の安全のために必要です。最近のモノクロデザインはわかりづらい。トイレの男女表示も3度見して確かめてからでないと入れません。ついでにボタンかどうか判断しづらいフラットデザインも嫌いです。

    それにしても洗濯機は酷いの一言。

  42. S/Wでボタンに多機能をもたせますと
    当然そのボタンの状態を示すI/Fが必要になるわけです。
    「見るべき必要のある箇所」は変わらないわけですね。
    上手く配置しないと直感的ではなくなるかもしれません。

    タッチスクリーンの家電もありますが大体は最上位機種とかですね。
    まぁコストなわけです。
    H/Wの知識がないとのことですので、とりあえずタッチに使用されている技術であるとか、
    LCDやそのタッチ技術の静電気耐性、
    一般的な静電気試験仕様とその対策などを確認いただければと思います。

    あと大企業だと集中購買などが効いていたりもしますので、
    その辺りも考慮に入れていただければ幸いです。
    同じスイッチをいっぱい使うと安いですね。
    「値段5~10割増しでもカッコイイI/Fの家電買っていこうぜ!」
    とかをスローガンにしていただければと思います。

    機能が多いのはその通りですがそれは「S/W重視」
    (ホントか?お前らでなんとかせぇと言っているだけではないか?)
    だからですね。
    S/Wに頑張ってもらえるから、似たような値段なのに
    後から出た製品にいっぱい機能が付くわけです。
    軽視なんてとんでもないですね。
    工程が後にならざるを得んので何もかも背負ってもらうのは大変申し訳無いですが。

    ゴミのようなメモリしか持ってないマイコンで
    単機能な製品を作る方向性を模索してほしい部分はありますが、
    それではなかなか高く売れないんですよね…
    U/Iどころではないデザイン勝負で付加価値を着けていかないと
    多分そういう方向にはならんのでしょう。
    プロダクトデザイナの皆様には頑張っていただければと思います。
    エンジニアが多機能化させたいと思っているなんてとんでもない。
    エンジニアはいつだって楽がしたいのです。
    試験項目も減るし早く帰りたい。

    同じようなコストでセンスのないI/Fは
    爆発させてもいいかと。
    あと設定を保存して一発で呼び出すようなボタンはどの家電でも欲しいなぁ。

  43. 洗濯機の話は概ね同意ですが……
    スーパーのレンジに関しては、ディスプレイ下の4ボタンがあるのも正解だと思います。温めたいものに対して、何W何秒かってのを直感的に判断できる人間ばかりじゃありませんから、目的に対応したボタン一つを押せばいい、という方がわかりやすいと言えます。そこを、1つのボタンを押したら勝手に判断してくれる、というのは、ボタンの代わりにセンサーを増やす行為で、精度を求めればコストの大幅上昇も避けられません。
    あと、スーパーという場において、お弁当あたため以上に使用頻度の高い用途があるとは私には思えません。

    >大か小かは人間じゃなくて機械に判断させればいいと思います。
    センサー取り付けて、水・汚れ対策して、判定基準を設けて……と、そんなところに無駄なコストをかけるくらいなら、ボタンを分けるか、海外のように水の無駄など気にせず大一択でいいと思います。

    日本の家電がボタン地獄になった理由は、「ボタンいっぱいあるのはわかりずらい!」よりも「なんでもワンボタンで解決できた方が便利で楽でしょ?」という方が勝ったからだと思います。そして、これは極々限定された目的の為にしか使わない人間に寄り添ったもので、この考え方のまま、なんでもできて欲しい層にも売れるような多機能性を持たせた結果がボタンの複雑化だと。
    もしかしたら、機械慣れしているから難しく感じるのであって、慣れていない人にとってはこの方が簡単なのかもしれません。

    あと、筆者は赤色に過敏に反応しすぎではないでしょうか。私は「お弁当あたため」も「停止」も、さして目立ったようには感じませんでした。むしろ、赤色の持つ意味から、文字を追う前にボタンの役割を把握できると思います。

  44. 多機能が偉いっていう価値観に支配されているんだろうな。高学校歴のエンジニアほど陥りそうな罠。本当は機能を簡単に使えることが大切なはず。

  45. うちの扇風機(日立)のボタン配列を改めて見てみたところ、
    ふだんは入/切ボタンしか使わないから気づかなかったのですが、
    確かにわかりにくい配列だなあと思いました。

    入タイマー・切タイマーといった作動時間を設定するためのボタンと同列で
    リズム・チャイルドロックなど、時間設定とは無関係なボタンが並んでいるんです。
    機能の分類(カテゴリー分け)を明確にしたうえで、それをレイアウトに反映させれば
    もう少しわかりやすくなる気がします。

    製品開発の都合で、現行機種に新機能を追加するのに併せてむやみに
    新たなボタンを追加していった結果なのか!?
    それとも、コストダウンのために泣く泣くこんなデザインにしてしまったのか!?
    謎が深まるばかりです…

    ともあれ、家電の絶望的な使いにくさについては全くの同意見です。

  46. 本当にそう思います。

    アメリカの原始的な機器を笑う日本人は多いのですが、誰でも初見で使える、故障しにくくローメンテナンス、などの実利優先の選択であることを見抜けないのは、デザイン思考というものの欠如であって本当に残念です。

    これ、家電に限らずソフトウェアやウェブの世界でも似たような状況ですから、おっしゃるように文化に根ざした、文字通り根の深い問題なのでしょうね。LINEですら謎仕様が多くて、中国のWeChatのほうが世界的なデザイン水準で使いやすいというのは本当に残念。

  47. 外国の家電製品も使いづらいですよ。
    あとバルミューダのやってることは先祖帰りですね。

  48. はじめまして、大変興味をもって読ませていただきました。そしてご指摘のポイントはその通りだな、とおもうのが大半でした。デザインの部分で、日本人にかけている感覚は単純に足し算したら、どこか引き算するという点と、一つのデザインで多くの問いに対する解を持たせようとしすぎるという謎の責任感の2点だと個人的には思います。マーケティング上、SKUが増えれば、その分の製造、保管、移送、販売、処分、その後のカスタマーケアまで入れると大変な労力が増える為、どうしても少ないSKU(それでも、冷蔵庫、電子レンジ類はすでに無駄に多い、といえるレベルですが)で総利益を作っていく必要があるのでしょう。事実はしりませんが。まぁ、その背景には、自分たちにも一定の、使用者としての責任があるという消費者自身の意識が足りないのかもしれませんね。電子レンジのデザインは正直使いやすいとは思えませんでしたが、応援しています!

  49. 日本の家電製品のUIが使いづらいという事には概ね同意できますが、いくつか納得できない点もありました。


    >しかしその目立つボタンは「お弁当」という特段、使用頻度の多いわけではない機能が割り当てられてしまっています。

    私(一人暮らしのおっさん)の電子レンジ利用用途は、90%がこの「お弁当の温め」です。
    そういうユーザー層には1ボタンで目的が果たせる優れたUIと言えなくもないです。


    >1プッシュで全て自動で調節して温めてくれる、というのがハイテクの正しい方向性じゃないんですかね?

    ハイテクの方向性としては、それが正しいと思います。
    でも、全てのユーザーがそれを望んでいるかというと、必ずしもそうではないと思います。

    電子レンジのような生活家電は、春から新しく一人暮らしを始める人が購入するケースが多いのでは
    ないかと思います。だとすると色々買い揃える物があり、費用を抑えたいでしょうから、あまり高価な
    製品は選ばれないはずです。
    ボタン一発、後はソフトがいい感じでやってくれるという製品にしようとすると、中に入れられた
    物が何かを判別するためのセンサー類を増やさざるを得ず、製品価格に跳ね返って来ます。


    >2択しかないモードに対して、ダイヤルを使っているのは明らかに割にあっていません。

    これも、上記同様コスト面からの選択と考えられます。
    上下のダイヤルは、同じものを使っていますよね。これをシーソー型のスイッチに変更すると、
    部品の種類が増えてコストUP要因になるはずです。


    日本のメーカーはソフトウェアを軽視しているという意見には賛同しますが、失礼ながら
    あなたはソフトウェア万能主義的に見えました。

  50. 日本の家電はダメだといいならが外国の家電はUIの見えにくい写真1つだけで比較になってないです。
    日本だけがこうなのか?って思います。
    対になるエントリとして外国の素晴らしいUIのオススメ家電の記事を書いてくれると嬉しいです

    1. それは私も思いました。

      見た目にこだわったからこそ使いにくくなるケースも多くあるので、写真で載せているものが使いやすいかどうかは疑問ですよね。

      あと、UXが良いものはハード的にもソフト的にもお金がかかるため価格が高くなる傾向があるので、比較するなら値段帯についても考慮する必要もあると思いますね。

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