昨年初頭にiPadのbelkinキーボードを買ってからというもの、相変わらず今でも使い続けているんですが、
ふとひらめき、自前で磁石を追加してiPadの角度調節を増やせるんじゃないかと実験してみました。
今回はそのレポートをしてみます。
style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-3481943934845626"
data-ad-slot="8806407289">
Ultimate Proキーボードの立てかけ仕様
ベルキンのProキーボードケースがサポートする角度調節は2段階のみです。
「ケース背面と蝶番のマグネット」「キーボード面とiPad側面のマグネット」の2カ所を固定させるタイプです。
キーボード側に2列のマグネットがあるので、これが角度調節の役割を果たします。
キーボード上にiPadを乗せるという仕様上、角度調節が制限されるのはもはや定石ですが、やはりもう少し傾斜を付けたくなります。
そこでひらめきました。
背もたれを観察する限り、背面にもう1列マグネットがあれば問題なくiPadを支えられるんじゃないかと思ったわけです。
マグネットを付けてみた
100均やホームセンターでぴったりなマグネットがないか探しに行き、多少の妥協とともにたどり着いたのが、粘着付きカット済みタイプ。
程よい小ささにカットされた薄い磁石でしかも粘着付きという気の利きよう。
と言うと最適に思えるかもしれませんが、実用性を考えるとまだまだ分厚く、100均のせいなのか磁力も弱く、
(当たり前ですが)真っ黒で見栄えは良くありません。
しかし今回は実験なので十分です。
横一列に並べたものを2列作りました。
標準の背面ケースとの比較。
ケースのものはグレー色のそれがマグネットなんですが、縦置きのために十字にはめ込まれています。
見栄え的にAppleロゴには貼らないようにしたんですが、逆にゴチャゴチャ感が出ました。
磁石がズレないようメンディングテープというテープで仕上げています。
ちなみになぜかこの状態でケースをはめることができます。(負担はかかってるんでしょうが。)
見事に予想的中
そしてワクワクしながら蝶番にもたれかけさせると、、、みごとに、見事に固定されました!
狂ったように素晴らしいです。
弱い磁力であるものの、なんとかiPadを支えることができています。
(ホームセンターにも同じタイプのものがあったんですが、そっちの方が磁力が強かったかもしれません。)
左が新しい角度、右がデフォルトの角度でSmart Keyboardと同等です。
iPadは30度くらいの角度になり、強めに画面をタップしても倒れることはありません。
背もたれそのものが垂直になるような位置にマグネットを付けましたが、良い位置だったようです。
iPad本体を握って持ち上げても背もたれが外れることはありません。
キーボード側の設置位置が蝶番側の場合はさすがにiPadは支えられないので、
デフォルトの2段階(底面)+新たな1段階(背面)= 合計3段階調節が可能となりました。
サムスンのGALAXY Tab Pro Sにそっくりですね。
すごく使いやすい
この約30度の傾斜は非常に快適です。
なぜかと言うと指の”腹”でタッチしやすくなるからだと思います。
このおかげでCoardやショートカットバーも操作しやすくなりましたし、4本指のマルチタッチジェスチャーも格段にやりやすくなりました。
デスク に向かって使うときでさえ角度が傾きすぎている感じはなく、操作感の向上の方が目立ちます。
デフォルトの角度だと光が映り込んでしまうような場合も、約30度の角度でそれを避けることもできるようになり、使い勝手がいいです。
膝に乗せて使うスタイルにももちろん打ってつけ。
この文章もまさにその角度をつけてiPadで打っています。とても気に入りました。
まとめ
とりあえず角度調節を増やせることと、約30度の傾きが思いのほか使いやすいことを確認できて良かったです。
そして普段iPadにケースを付けない自分としてはこっちの方が圧倒的に使い勝手がいいので
もう少し追求してみようと思います。
このマグネットシートは厚みが1mmもあるため、次はもっと薄いシートに置き換えるつもりです。
Amazonで探したところ、厚み0.2mmのスチールシートを見つけたのでさっそく注文しました。
磁力はいかほどかわかりませんが、100均シートの5分の1の薄さに白色、接着剤付きとドンピシャです。
ベルキンは背面ケースにもう一列マグネットを追加するべきだったと思いますね。
使い勝手が大きく向上します。
10インチのSurface3はキックスタンドが3段階調節になっていますが、今回の試みでその”3段階”というのが一通りの使用スタイルに適用できる必要最低限の数じゃないかなと感じました。(もちろん無段階調節が一番)
GALAXY Tab Pro Sは傾斜の差が激しい2段階しかないですし、Smart Keyboardは調節不可、かといってクラムシェルタイプだとタッチする度にディスプレイがグワングワンする可能性が高まり、キーボード側をそれなりに重くしないと転倒してしまいます。
物質的な宿命なのかもしれませんが、iPadに限らずタブレット全体で最良の解決策が出てないのがなんとも残念です。
タブレット+キーボードの分野はまだまだ発展途上ですね。
ではでは。