5年ほど使っていたシェーバーを高いところから落として壊してしまったため、この機に新しく買い替えることにしました。
そこで選んだのがBraun製のモバイルシェーバー「M-90」です。
とてつもなく気に入りましたのでレビューします。
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比較用のシェーバー
僕がずっと使っていたシェーバーはフィリップス製のもので、ごく普通の2枚刃です。
今回レビューするM-90の3倍ほどの値段だったと思いますが、大して機能性はありません。
Braunのシェーバー「M-90」はAmazonで2,189円で購入しました。
それではその特徴を見ていきましょう。
特徴1:高機能な回転式カバー
このシェーバーで一番目につく部分であるシルバー色のカバー。
このカバーが秀逸なんですが、使う場合は回転させ、反対側へカチャッと固定します。
脱着しない回転タイプのため、カバーを紛失する心配がありません。
フィリップスのシェーバーのカバーは先端に軽く装着するだけで、バッグなどに入れると一瞬で外れるという非常に不便なものだったため、この一体化デザインはありがたいです。
そしてこのカバーが「自動ロック機構」も兼ねており、カバーを反対側へ回転させない限り、中央の電源スイッチはロックされたままになります。
このおかげで誤作動を防げるわけです。
また、カバーの左右端にカーブした細かい溝があります。
これはただの装飾ではなく、回転させるときに指で押しやすくするためのデザインだと思います。
細かい溝と傾斜したシェイプが指にいい感じに引っかかるのでカバーを回しやすいんです。
さらに、底部へ固定させることにより、カバーが延長グリップとしても機能してしまいます。
なんということでしょう。
しかも前述の「左右端にカーブした細かい溝」がグリップとしてのホールド性を向上させているんですよ。
いったい一台何役なんでしょうか。
そして本体の半分を占めるこのカバーがシェーバー全体のルックスを上手く統一、引き締めてくれていると思います。
特徴2:ケーブルレスな乾電池式
このシェーバーは乾電池式のため、ケーブル類は一切ありません。
これはこの機種を選ぶことにした大きなポイントです。
なぜかというと、フィリップスのシェーバーは充電式で、専用のケーブルが必要でした。しかもそのケーブルが結構やっかいで、端子が独自形状、コンセントプラグ一体化のためにスマホ関係のケーブル類とは別に管理しなければならず、
断捨離をしている僕にとっては最も消えてほしい存在だったからです。笑
また、電池蓋がこれまた開閉しやすいデザインで、回転させて引っ張れば手軽に取り外し可能。
しかも蓋と本体はつながったままなので紛失する心配はありません。
さらに乾電池2本付属という気の利きようです。
説明書によると電池2本で約60分間使えるとのこと(1回3分として約20回)。
僕はエネループ電池が余っているのでそれを使っていく予定です。
特徴3:本体と一体化するブラシ
購入後に気づいたんですが、なんと掃除用のブラシが本体と一体化しているんです。
なんということでしょう。
ブラシは本体底面、電池蓋にコバンザメのように密着しています。
フィリップスのシェーバーもブラシは付属していましたが、別々に管理が必要で邪魔だったので処分しました。笑
使うときはブラシを横へスライドして取り外します。
そのブラシも指でスライドしやすいよう凹んだデザインになっており、よく考えられています。
特徴4:キワ剃り刃ビルトイン!
なんとキワ剃り刃付きです(M-90のみ)。
刃の形状も初めて見るもので、キワ剃りとはなんぞやって感じでしたが、ひげや眉毛、もみあげの形を整えるために使うそうです。
で、実際に使ってみるとこれが非常に便利でした。
もみあげの整えはもちろん眉毛の間のムダ毛の処理にも使え、両津勘吉化を防ぐことができます。
使い方は、シルバーのカバーを回してキワ剃り刃を横へスライドして1cmほど出し、電源を入れて振動させた状態で肌に当てます。
一見、刃が尖ってないので疑問になりますが、隙間に尖った刃があるので皮膚を切らずにカットできるということなんでしょう。
これも指で開閉しやすいようギザギザの溝がちゃんとあるため、そのデザインに従えばOKです。
(ブラシと違って本体からは外れません)
特徴5:シャワーでも使用可
説明書には「防水」とは書かれていませんが、「本製品はシャワーでも使用可能です」と書かれています。
水洗いする場合は市販のハンドソープを塗って電源を入れた状態で流水だそうです。
網刃も指で取り外しやすい形状になっています。
非の打ち所なし
もはや改めて言うまでもないですが、デザインが細かい部分にまで行き届いており、思わず唸ってしまうほどです。
例えが悪いですが、セミのようなその形状は握りやすくバッグなどにもいい感じに収まってくれます。
スライド式の電源スイッチもしっかりとした出っ張りがあり、On/Offしやすいです。
また、フィリップスのシェーバーは持つ部分が滑りにくい素材なんですが、日焼けしたせいか表面がネチャネチャになって直らなくってしまったんですよね。それでサランラップ巻いたままにするという悲惨なことになりました。
このM-90は全面プラスチックなのでそういった心配はなさそうです。
そして最も評価したいのが「これ一台で全て完結」ということです。
この一台以外の”何か”を別途管理しておく必要がないのは、断捨離をする者にとっては背中に翼が生えたような気持ちです。
説明書/保証書はスキャンでもして捨てましょう(笑)
本体の素材は確かに安いものを使っていそうですが、形状的なデザインが秀逸でとても使いやすいので、むしろこんなに安くていいのかと思うほどです。
週に5カ国ほどのペースで地球をまわる高城剛さんが所有物を紹介する著書「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」でこのシェーバーを紹介しており、
曰く「替え刃を買うかの如く、本体を買い換えられます」とのこと。
ちなみにこの製品には替え刃は販売されていないそうです。
高城さんの言うように刃がヘタったら本体ごと替えるしかないんでしょう。
ディーター・ラムスが好きということもあってBraun社のことは関心を持っていましたし、製品はPinterestでちょくちょく見ていたんですが、このシェーバーだけでもファンになってしまいそうです。
久々に良いモノを買えました。